プレスリリース
医療用医薬品「バファリン81mg錠」「バファリン330mg錠」の販売について
2008/05/12
ライオン株式会社(本社:東京都、社長:藤重貞慶、以下ライオン)と、ブリストル・マイヤーズ株式会社(本社:東京都、社長:マーク・W・ライト、以下BMKK)、エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫、以下エーザイ)は、ライオンが日本で製造販売承認を有する医療用医薬品の「バファリン」に関して、2008年7月1日より、販売元をBMKKからエーザイに変更することで合意し、ライオンとエーザイは、本日、日本国内における独占的販売権許諾に関する契約を締結しました。対象となる製品は、抗血小板剤「バファリン 81mg錠」、解熱鎮痛消炎剤「バファリン 330mg錠」です。
なお、一般用医薬品の解熱鎮痛薬等の「バファリン」シリーズは、これまで通りライオンが製造販売いたします。
ライオンは現在、日用品・一般用医薬品・機能性食品を融合させた「新快適生活産業分野」でのNo.1企業となることを目指し、一般用医薬品分野の強化およびアジア地域での積極的な事業拡大を進めております。2007年、ライオンは、これまで合弁事業として展開してきた「バファリン」ブランドの日本およびアジア・オセアニア地域における商標権をブリストル・マイヤーズスクイブ社(本社:アメリカ・ニューヨーク州)より取得し、ライオン独自でのブランド展開と価値向上を図っており、医療用医薬品分野においても、販売体制の強化を進める方針です。
エーザイは、ヒューマン・ヘルスケア(hhc)企業としてグローバルに研究開発・生産・販売活動を行っています。今回、日本において、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、虚血性脳血管障害予防の第一選択薬である「バファリン81mg錠」を販売することで、虚血性心疾患では「ニトロールR」、「クリアクターR」を含めた疾病管理、また、虚血性脳血管障害においても「ワーファリン」と「バファリン81mg錠」による心原性脳塞栓症、アテローム性血栓症の予防など、虚血性疾患の予防・治療・疾病管理をトータルにマネジメントできる体制が整います。また、「バファリン330mg錠」を解熱鎮痛消炎剤として、幅広く医療機関に提案することで、より一層の患者様貢献をめざします。
BMKKは、今回の合意により、医療用医薬品分野で、特にがん、HIV、肝炎、関節リウマチなどの疾患領域にフォーカスしながら 更に革新的なポートフォリオの強化を図り、より一層医療への貢献をめざします。
各社の目指す事業領域の強化を図るためには、医療用医薬品「バファリン」の販売政策を変更することが最善との結論に達し、今回の合意に至りました。
以上
参考資料
【医療用医薬品「バファリン」について】
「バファリン」は、解熱・鎮痛・消炎剤として広く世界で使用されているアスピリンに制酸剤を配合した医薬品です。アスピリンは、抗血小板作用も有することが世界で証明されており、日本でも、医療用医薬品として、従来の解熱鎮痛剤に加えて、低用量の製剤が1999年2月に虚血性心疾患、虚血性脳血管障害などにおける血栓・塞栓形成の抑制の効能・効果で承認されました。本剤は、当該疾患における予防の第一選択薬として使用されています。
【各社の概要】
ライオン株式会社の概要
設 立 | 1918年 | |
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資 本 金 | 34,433百万円(2007年12月末現在) | |
事業内容 | 歯磨、歯ブラシ、石けん、洗剤、ヘアケア・スキンケア製品、 クッキング用品、薬品、化学品等の製造販売、海外現地会社への輸出 |
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売 上 高 | 連結:341,717百万円、個別:267,135百万円(2007年12月期) |
ブリストル・マイヤーズ株式会社の概要
設 立 | 2000年 |
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資 本 金 | 1,460百万円(2007年12月末現在) |
事業内容 | 医療用医薬品の輸入、製造、販売 |
売 上 高 | 61,365百万円(2007年12月期) |
エーザイ株式会社の概要
設 立 | 1941年 |
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資 本 金 | 44,985百万円(2007年12月末現在) |
事業内容 | 医薬品の研究開発、製造、販売、および輸出入 |
売 上 高 | 連結:674,111百万円、個別:351,647百万円(2007年3月期) |
お問合せ窓口
ライオン株式会社 広報部 | 03-3621-6661 |
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ブリストル・マイヤーズ株式会社 コーポレイト/ビジネス・コミュニケーションズ |
03-5323-8314 |
エーザイ株式会社 コーポレートコミュニケーション部 | 03-3817-5120 |