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プレスリリース

関節リウマチ治療薬「オレンシア®」新発売について

2010/09/21

ブリストル・マイヤーズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:エマニュエル・ブリン、以下、ブリストル・マイヤーズ)は9月21日に、「オレンシア点滴静注用250mg」(一般名:アバタセプト(遺伝子組換え)、以下、オレンシア)を新発売しましたので、お知らせします。

オレンシアは、2010年7月23日に、「関節リウマチ(既存治療で効果不十分な場合に限る)」に対する効能・効果で製造販売承認されました。本剤は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が開発した新規作用機序を有する生物学的製剤で、抗原提示細胞とT細胞間の共刺激シグナルを阻害し、関節リウマチの発症に関与するT細胞の活性化及びサイトカイン産生を抑制するT細胞選択的共刺激調節剤です。

ブリストル・マイヤーズ代表取締役社長兼CEOエマニュエル・ブリンはこの度のオレンシアの発売開始を受け、「日本人にとって身近な関節リウマチの新たな治療薬を患者さんにお届けできることを、大変嬉しく思います。既存の関節リウマチ治療では、寛解を達成できない患者さんが存在し、長期投与で効果が減弱するなど、その治療ニーズは十分に満たされてはいません。新しい作用機序を持つオレンシアが、関節リウマチの新たな治療選択肢となり、一人でも多くの日本人の患者さんの役に立てることを期待しています」と述べています。

また、オレンシアを適正にご使用いただくため、医療従事者の方々を対象にした、オレンシアに関する専用ウェブサイト「Orencia.jp(http://www.orencia.jp)」を開設しました。患者さんやそのご家族の方には、「リウマチTea room(http://www.bms.co.jp/ra/index.html)」を通じて、関節リウマチや治療に関してご紹介しています。

 

オレンシアの特性


新規の作用機序

  • 炎症を引き起こす特定のサイトカインを標的とする既存の生物学的製剤と異なり、抗原提示細胞とT細胞間の共刺激シグナルを阻害して、サイトカインを産出するT細胞の活性化を調節することで、関節リウマチの病態のより上流に作用する薬剤である。

長期にわたりRAの疾患活動性を抑制し、身体機能を改善

  • 既存の薬剤に効果不十分な患者に対してオレンシアは長期にわたる治療でも効果の減弱が少なく、長期間にわたり関節リウマチの疾患活動性を抑制できる。
  • RAの臨床症状、骨破壊に対する優れた抑制作用に加え、患者QOLを反映する身体機能評価に対しても優れた改善効果が示されている。

海外で認められている安全性と豊富な使用実績

  • 豊富な臨床試験データに基づく安全性が確認されている。
  • 2005年に米国で承認されて以来、50カ国以上での使用実績がある。

短時間での点滴静脈内投与

  • 30分の点滴静脈内投で、初回投与後、2週、4週に投与し、4週以降は4週間に1回投与する。

日本でのオレンシアの概要

製品名 オレンシア®点滴静注用250mg
一般名 アバタセプト(遺伝子組換え)
製造販売承認日 2010年7月23日
薬価基準収載日 2010年9月17日
発売開始日 2010年9月21日
製造販売 ブリストル・マイヤーズ株式会社
効能又は効果 関節リウマチ(既存治療で効果不十分な場合に限る)
用法及び用量 通常、成人にはアバタセプト(遺伝子組換え)として以下の用量を1回の投与量とし点滴静注する。初回投与後、2週、4週に投与し、以後4週間の間隔で投与を行うこと。
患者の体重 投与量 バイアル数
60kg未満 500mg 2バイアル
60kg以上100kg以下 750mg 3バイアル
100kgを超える 1g 4バイアル
薬価 オレンシア®点滴静注用250mg  53,467円
  • *1) 社団法人日本リウマチ友の会 『2005年リウマチ白書』

オレンシア®点滴静注用250mg

100921

ブリストル・マイヤーズ株式会社について


ブリストル・マイヤーズ株式会社は、深刻な病気を持つ患者さんを助けるための革新的な医薬品を発見、開発し、提供することを使命とする世界的なバイオ医薬品企業です。詳細については、http://www.bms.co.jp/をご覧ください。

 

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