プレスリリース
ブリストル マイヤーズ スクイブとブリストル マイヤーズ スクイブ財団
健康の公平性およびダイバーシティ&インクルージョンに関する取り組みの拡大・促進に3億ドルを拠出
Company Info
2020/08/24
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
※本資料は、ブリストル マイヤーズ スクイブが2020年8月12日に発表したプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。原文リリースは、下記のURLからご参照ください。
https://www.bms.com/media/press-releases.html
長年にわたる健康の公平性に対する投資実績に基づき5年間のコミットメントを策定
(米国ニュージャージー州プリンストン、2020年8月12日)-ブリストル マイヤーズ スクイブ(NYSE:BMY/本社:米国ニューヨーク/CEO:ジョバンニ・カフォリオ)およびブリストル マイヤーズ スクイブ財団は本日、これまで両組織が行ってきた取り組みの一環として3億ドルの投資を発表しました。今回の投資は、ブリストル マイヤーズ スクイブおよびブリストル マイヤーズ スクイブ財団にとって、健康格差の是正および臨床試験における多様性の促進を目的とするものです。またブリストル マイヤーズ スクイブは、多様なサプライヤーとの取引を拡大するとともに、黒人/アフリカ系アメリカ人およびヒスパニック/ラテン系従業員の割合を全社レベルで増加させることも目的としています。これらのコミットメントは、健康格差の是正に取り組んできた両組織の経験、および従業員の多様性を促進するブリストル マイヤーズ スクイブの投資実績に基づくものです。
健康の公平性に対する計3億ドルの投資は、疾患啓発と教育の向上、医療アクセスの改善、恵まれない医療環境に置かれた人々のヘルスアウトカムの改善を焦点としています。臨床試験の多様性に対するブリストル マイヤーズ スクイブ財団のコミットメントでは、米国の多様な地域および疾病負担の高いエリアにおける臨床試験の基盤構築、および5年間にわたるフェローシッププログラムを通じた治験医師の多様化に重点を置きます。
ブリストル マイヤーズ スクイブ取締役会会長兼CEOのジョバンニ・カフォリオ(M.D.)は、次のように述べています。「当社は深刻な病気を抱える患者さんを助けるというミッションの一環として、長年にわたり健康格差の是正に取り組んできました。世界各地で医療環境に恵まれない人々が直面する深刻な医療格差はさらなる取り組みを必要とする課題であり、いまだかつてないほど緊急性を増しています。今回のコミットメントには私たちの信念が反映されています。それは、健康の公平性を実現しダイバーシティ&インクルージョンを促進するための投資は、サイエンスを通じて患者さんの人生に違いをもたらすという当社のビジョン達成に向けた機会であるというものです。」
ブリストル マイヤーズ スクイブは先般、新型コロナウイルスのパンデミックに伴い失業し健康保険の資格を喪失した米国の患者さんを支援するために、従来の患者サポートプログラムを拡大するという発表をしましたが、今回の投資はこれに続くものです。この数カ月間、新型コロナウイルスの影響によって、米国の社会および医療環境における深刻な格差が露呈してきました。この格差は、黒人/アフリカ系アメリカ人やヒスパニック/ラテン系コミュニティにおける高い感染リスクとヘルスアウトカムの悪化を招く要因となっています。
ブリストル マイヤーズ スクイブおよびブリストル マイヤーズ スクイブ財団は、多様化が進む米国社会および医療環境に恵まれない世界中の地域へさらなる貢献と協力をしていくために具体的な策を講じる必要性を認識しています。
当社の取り組みは、以下の通りです。
臨床試験の多様性の向上
ブリストル マイヤーズ スクイブは、米国の都市部および地方において、医療環境に恵まれない患者コミュニティからの試験参加を拡大します。ブリストル マイヤーズ スクイブ財団は、多様な人種および民族から新たに250人の治験医師を養成します。対象者は指導とトレーニングを受け、最終的には医療環境に恵まれない患者さんの臨床試験の登録に取り組みます。
ブリストル マイヤーズ スクイブのチーフ・メディカル・オフィサーであるサミット・ヒラワット(M.D.)は、次のように述べています。「臨床試験の多様化を迅速に進めていく必要があります。民族的に多様な研究医が臨床研究に関与できるよう支援しつつ、多様な地域に臨床研究施設を設置することが長期的かつ持続可能なインパクトをもたらす大きな機会になると、私たちは見ています。今後5年間にわたり、当社は医療環境に恵まれない患者コミュニティからの臨床試験への参加を拡大します。また、ブリストル マイヤーズ スクイブ財団は業界全体の臨床試験で多様な患者さんの登録に取り組めるよう、多様な人種と民族から250人の治験医師を養成します。」
健康の公平性に対する取り組みをビジネス全体で強化
ブリストル マイヤーズ スクイブは、疾患啓発・教育プログラムの実施や患者サポートプログラムに関する情報提供を通じて、リスクのある患者さんに対する取り組みを加速させます。患者サポートには、医薬品代を支払うことができない人々のためのプログラムが含まれます。また、健康の公平性を促進する政策を引き続き提唱していきます。
多様なサプライヤーとの取引を拡大
ブリストル マイヤーズ スクイブは、黒人/アフリカ系アメリカ人およびその他の多様な人々が所有する企業に対し、2025年までに世界で10億ドルのビジネス取引を行い、多様な地域社会における雇用とプラスの経済効果の創出を支援します。
従業員の多様性を促進
ブリストル マイヤーズ スクイブは、従業員およびリーダーシップの多様性を拡大します。具体的には、当社の患者さんの人口構成に合わせるよう取り組みます。ブリストル マイヤーズ スクイブは、従業員全体におけるジェンダーパリティ(男女比の均衡)を2015年に達成しました。2022年までに、世界各地で管理職レベルにおけるジェンダーパリティの達成、ならびに米国の管理職における黒人/アフリカ系アメリカ人とヒスパニック/ラテン系の割合をそれぞれ倍増することを目指します。
ブリストル マイヤーズ スクイブのチーフHRオフィサーであるアン・パウエルは、次のように述べています。「患者さんを中心に据える企業として、当社の従業員構成が、私たちが関わる人々や文化、地域社会を反映していることが極めて重要です。患者さんのニーズを満たすために、今後も幅広い多様性と広範にわたるインクルージョンを推進していかなければなりません。」
従業員の寄付プログラムを拡大
ブリストル マイヤーズ スクイブ財団は、米国の従業員による健康格差や差別に取り組む組織への寄付に対し、財団が従業員寄付額の倍額を上乗せするマッチング寄付を行います。
ブリストル マイヤーズ スクイブ財団によるコミットメントの基盤にあるのは、財団の資金提供に伴い世界各地で進行中の100以上の助成プロジェクトです。これらのプロジェクトは、医療や支援へのアクセスおよびヘルスアウトカムの改善を目指し、世界中で150万人近い人々に影響をもたらしてきました。これらの取り組みに関する詳細や、サイエンスを通じて患者さんの人生に違いをもたらすブリストル マイヤーズ スクイブの取り組みについては、BMS.comをご覧ください。
ブリストル マイヤーズ スクイブについて
ブリストル マイヤーズ スクイブは、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供することを使命とするグローバルなバイオファーマ製薬企業です。詳細は、BMS.com、LinkedIn、Twitter、YouTube、FacebookおよびInstagramをご覧ください。
ブリストル マイヤーズ スクイブ財団について
ブリストル マイヤーズ スクイブ財団は、医療従事者の能力強化、医療と地域の支援サービスの連携、地域社会の力の結集による疾患との闘いを通じ、健康の公平性を促進するとともに、深刻な疾患によって不釣り合いに大きな影響を受ける人々のヘルスアウトカムの改善を目指しています。同財団は、パートナーの参画を得て、診療所と地域社会間の革新的なパートナーシップを開発、試験、維持および展開し、米国、中国、アフリカ、ブラジルではがんを、米国では心血管疾患、多発性硬化症、関節リウマチを対象に、患者さんが治療と支援を受けられるよう取り組んでいます。ブリストル マイヤーズ スクイブ財団に関する詳細は、BMS.com/Foundationをご覧ください。