プレスリリース
沢井製薬のダサチニブ錠に関し、製造販売行為を禁止する
東京地方裁判所による仮処分命令の発出
Company Info
2023/11/29
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社(以下「BMS Japan」)は、2023年11月28日、東京地方裁判所から、沢井製薬株式会社(以下「沢井製薬」といいます。)に対し、同社の製品である「ダサチニブ錠」に関し、当該製品に係る製造販売行為等を禁止する仮処分命令が発出されたことをお知らせいたします(以下、本件仮処分命令)。
2023年11月6日付けのプレスリリース(「沢井製薬のダサチニブ錠に関する発表について」)にてお伝えしましたとおり、BMS Japanの関連会社であるブリストル マイヤーズ スクイブ ホールディングス アイルランド アンリミテッド カンパニー(以下「BMS Ireland」、BMS Japanと併せて、以下「BMS」)は、自身が保有する特許第3989175号に係る特許権(以下「本件特許権」)に基づき、2023年7月18日付で東京地方裁判所に仮処分申立事件を提起し、沢井製薬に対して、BMS Japanが製造販売承認を取得している「スプリセル錠20㎎/50mg」(以下「本剤」)の後発医薬品である沢井製薬の「ダサチニブ錠20mg/50mg「サワイ」」(以下「対象製品」)について、「慢性骨髄性白血病(ただし、イマチニブ抵抗性の慢性骨髄性白血病を除く。)」を「効能又は効果」に含む対象製品を製造販売する行為(以下「対象行為」)は本件特許権を侵害するものであるとして、沢井製薬による対象行為の差し止めを求めておりました。
本件仮処分命令の詳細はこちらをご覧ください。
本件仮処分命令により、今後、沢井製薬は、本件特許権の存続期間が満了する2024年1月27日まで、「慢性骨髄性白血病(ただし、イマチニブ抵抗性の慢性骨髄性白血病を除く。)」を「効能又は効果」に含む添付文書を改訂しない限り、「ダサチニブ錠20mg/50mg「サワイ」」(対象製品)の製造販売行為(対象行為)をすることができなくなります。BMS Japanは、ダサチニブ製剤を必要とされる患者さんに確実にお届けできるよう、本剤の在庫により十分賄える態勢を整えております。
BMSは、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供するため、日々努力を重ね、継続的な研究開発投資を行い、多数の知的財産権を所有しています。BMSは今後とも、必要に応じて、自社の有する知的財産権を侵害から守るため、適切な対応をとり続けてまいります。
ブリストル マイヤーズ スクイブについて
ブリストル マイヤーズ スクイブは、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供することを使命とするグローバルバイオファーマ企業です。詳細は、bms.com/jp、LinkedIn、Facebook、YouTube、Instagramをご覧ください。