プレスリリース
2024年第4四半期および通年の業績を発表
Company Info
2025/02/21
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
※本資料は米国時間2025年2月6日に米国で配信されたプレスリリースの翻訳版です。本資料に記載されている医薬品情報(本邦未承認情報を含む)は、ブリストル マイヤーズ スクイブに関連する最新情報をステークホルダーの皆様にお知らせするものであり、医薬品のプロモーションや宣伝広告を目的とするものではありません。
トップクラスの持続的成長に向けた進捗を反映
- 第4四半期の売上高は、8%増(為替変動の影響調整後は9%増)の123億ドル。GAAP(一般会計原則)ベースの1株当たり利益は0.04ドル、非GAAPベースの1株当たり利益は1.67ドル
- 成長ポートフォリオの売上高は、前年同期比21%増(為替変動の影響調整後は23%増)の64億ドル
- 通年の売上高は、7%増(為替変動の影響調整後は9%増)の483億ドル。GAAPベースの1株当たり損失は-4.41ドル、非GAAPベースの1株当たり利益は1.15ドル。GAAPベースの1株あたり損失および非GAAPベースの1株当たり利益には、取得した仕掛研究開発費(IPRD)とライセンス収入による-6.39ドルの純影響が含まれる
- 成長ポートフォリオの売上高は、前年同期比17%増(為替変動の影響調整後は19%増)の226億ドル
- 第4四半期に、米国でのOpdivo Qvantigの承認取得やCobenfy発売を含め、いくつかの臨床および薬事マイルストーンを達成
- 2027年末までにさらに約20億ドルのコスト削減を目指すべく、戦略的生産性イニシアチブを拡張
- 約455億ドルの売上高という2025年の見通しを発表。非GAAPベースの1株当たり利益は6.55ドル~6.85ドル
ブリストル マイヤーズ スクイブ(NYSE:BMY)は本日、2024年第4四半期および通年の業績を発表しました。
ブリストル マイヤーズ スクイブCEOのクリストファー・バーナー(Ph.D.)は、次のように述べています。「2024年に着実に前進し、第4四半期には、主力製品と重要なパイプラインの進展に牽引され、堅調な成長を達成しました。また米国では、成人の統合失調症の治療薬としてCobenfyの承認を取得しました。この医薬品は、患者と会社にとって新たな成長の原動力として大きな影響を与えると期待しています。私たちは一丸となって業務遂行に集中し、トップクラスの持続的成長と長期的な株主還元の達成に向けて、複数年にわたる取り組みの強固な基盤を確立しました。」
第4四半期 |
||||
単位:100万ドル(EPSを除く) |
|
|
|
|
2024 |
2023 |
前年同期比 |
前年同期比 |
|
総売上高 |
$12,342 |
$11,477 |
8% |
9% |
EPS:1株当たり利益(損失)(GAAPベース*) |
0.04 |
0.87 |
(95)% |
該当なし |
EPS:1株当たり利益(損失)(非GAAPベース*) |
1.67 |
1.70 |
(2)% |
該当なし |
取得した仕掛研究開発費(IPRD)とライセンス収入による1株当たり利益に対する純影響 |
0.01 |
(0.20) |
該当なし |
該当なし |
* GAAPベースおよび非GAAPベースの1株当たり利益には、取得したIPRD費とライセンス収入による純影響が含まれる。
通年 |
||||
単位:100万ドル(EPSを除く) |
|
|
|
|
2024 |
2023 |
前年同期比 |
前年同期比 |
|
総売上高 |
$48,300 |
$45,006 |
7% |
9% |
EPS:1株当たり利益(損失)(GAAPベース*) |
(4.41) |
3.86 |
該当なし |
該当なし |
EPS:1株当たり利益(損失)(非GAAPベース*) |
1.15 |
7.51 |
(85)% |
該当なし |
取得した仕掛研究開発費(IPRD)とライセンス収入による1株当たり利益に対する純影響 |
(6.39) |
(0.28) |
該当なし |
該当なし |
** 「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照
* GAAPベースおよび非GAAPベースの1株当たり利益には、取得したIPRD費とライセンス収入による純影響が含まれる。
** 「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照
第4四半期の業績
別途記載がない限り、すべての比較は2023年同期比です。
- ブリストル マイヤーズ スクイブの2024年第4四半期の売上高は、主に成長ポートフォリオとエリキュースの需要増加によって牽引され、スプリセル、レブラミド、アブラキサン、ポマリストに対するジェネリック医薬品の影響によって部分的に相殺され、前年同期比8%増、為替変動の影響調整後は9%増の123億ドルとなりました。
- 米国における第4四半期の売上高は、主に成長ポートフォリオとエリキュースの需要増加によって牽引され、従来のポートフォリオにおけるジェネリック医薬品の影響によって部分的に相殺され、前年同期比9%増の86億ドルとなりました。
- 米国外における第4四半期の売上高は、主に成長ポートフォリオの需要増加によって牽引され、従来のポートフォリオにおけるジェネリック医薬品の影響によって部分的に相殺され、前年同期比5%増、為替変動の影響調整後は9%増の37億ドルとなりました。
- 第4四半期のGAAPベースでの売上総利益は、無形固定資産の減損費と製品構成の変化に牽引され、76.1%から61.0%に減少しました。非GAAPベースでの売上総利益は、主に製品構成の変化により、76.4%から74.0%に減少しました。
- 第4四半期のGAAPベースおよび非GAAPベースのマーケティング、販売、一般管理費は、前年同期並みの21億ドルでした。
- 第4四半期のGAAPベースの研究開発費は、主に最近の買収とIPRDの減損費の影響により、29%増の32億ドルでした。非GAAPベースの研究開発費は、主に最近の買収の影響により、前年同期比13%増の28億ドルとなりました。
- 第4四半期のGAAPベースおよび非GAAPベースの取得したIPRDは、6億ドルから3,000万ドルに減少しました。第4四半期のGAAPベースおよび非GAAPベースのライセンス収入は、前年同期の6,700万ドルに対し、4,800万ドルでした。
- 取得した無形固定資産の第4四半期の償却費は、主にレブラミドに関連した償却費の減少が2024年のRayzeBio社の買収によって部分的に相殺され、GAAPベースで26%減の17億ドルとなりました。
- 第4四半期のGAAPベースの実効税率は、主に無形固定資産の減損と取得した無形固定資産の償却の影響を受けて、56.6%でした。2023年の法人税の優遇は、税引前利益が17億ドルの中、主に評価性引当金の取り崩しと為替変動により、約8,800万ドルでした。第4四半期の非GAAPベースの実効税率は、主に管轄区の利益構成比により、14.9%から19.9%になりました。
- 第4四半期のブリストル マイヤーズ スクイブに帰属するGAAPベースの純利益は、前年同期の18億ドル(1株当たり0.87ドル)に対し、7,200万ドル(同0.04ドル)でした。第4四半期のブリストル マイヤーズ スクイブに帰属する非GAAPベースの純利益は、前年同期の35億ドル(1株当たり1.70ドル)に対し、34億ドル(同1.67ドル)でした。
第4四半期の製品売上高ハイライト
単位:100万ドル |
2024年12月31日 |
2023年12月31日 |
2023年12月31日 |
|||||
|
米国 |
米国外(c) |
全世界(d) |
米国 |
米国外(c) |
全世界(d) |
米国外(c) |
全世界(d) |
成長ポートフォリオ |
||||||||
$1,423 |
$1,056 |
$2,479 |
2% |
7% |
4% |
15% |
7% |
|
750 |
250 |
1,000 |
(1)% |
9% |
2% |
15% |
3% |
|
ヤーボイ |
428 |
247 |
675 |
26% |
9% |
19% |
15% |
22% |
445 |
102 |
547 |
65% |
104% |
71% |
110% |
72% |
|
233 |
21 |
254 |
25% |
>200% |
34% |
>200% |
34% |
|
209 |
54 |
263 |
146% |
>200% |
160% |
>200% |
162% |
|
201 |
22 |
223 |
142% |
>200% |
153% |
>200% |
153% |
|
115 |
43 |
158 |
15% |
30% |
19% |
33% |
20% |
|
59 |
46 |
105 |
5% |
5% |
5% |
5% |
5% |
|
64 |
19 |
83 |
14% |
171% |
32% |
171% |
32% |
|
36 |
3 |
39 |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
|
13 |
2 |
15 |
>200% |
該当なし |
>200% |
該当なし |
>200% |
|
10 |
— |
10 |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
|
その他の成長製品(a) |
186 |
326 |
512 |
13% |
104% |
58% |
106% |
59% |
成長ポートフォリオ合計 |
4,172 |
2,191 |
6,363 |
19% |
24% |
21% |
31% |
23% |
従来のポートフォリオ |
||||||||
2,221 |
974 |
3,195 |
19% |
(3)% |
11% |
(2)% |
11% |
|
1,169 |
170 |
1,339 |
(6)% |
(17)% |
(8)% |
(15)% |
(7)% |
|
685 |
138 |
823 |
9% |
(48)% |
(8)% |
(47)% |
(7)% |
|
135 |
63 |
198 |
(67)% |
(45)% |
(62)% |
(41)% |
(61)% |
|
91 |
83 |
174 |
(48)% |
17% |
(30)% |
28% |
(26)% |
|
その他の従来製品(b) |
123 |
127 |
250 |
46% |
(14)% |
8% |
(15)% |
7% |
従来のポートフォリオ合計 |
4,424 |
1,555 |
5,979 |
—% |
(14)% |
(4)% |
(12)% |
(3)% |
総売上高 |
$8,596 |
$3,746 |
$12,342 |
9% |
5% |
8% |
9% |
9% |
** 「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照
(a) Nulojix、Onureg、Inrebic、エムプリシティ、およびロイヤリティ収入を含む
(b) その他の成熟ブランドを含む
(c) 2024年より、プエルトリコの売上高は、米国外の売上高に含まれる。前期の金額は、現在の説明に一致するよう分類し直した
(d) 全世界(WW)には、米国と米国外が含まれる
第4四半期の製品売上高ハイライト
成長ポートフォリオ
第4四半期の成長ポートフォリオの売上高は、前年同期の53億ドルに対し、決算報告ベースで21%増(為替変動の影響調整後は23%増)の64億ドルとなりました。成長ポートフォリオの売上高は、主にレブロジル、ブレヤンジ、Camzyos、ヤーボイ、Opdualagの需要増加に牽引されました。
従来のポートフォリオ
第4四半期の従来のポートフォリオの売上高は、前年同期の62億ドルに対し、決算報告ベースで4%減(為替変動の影響調整後で3%減)の60億ドルとなりました。従来のポートフォリオの売上高は、主にスプリセル、レブラミド、アブラキサン、ポマリストに対するジェネリック医薬品の影響により減少し、エリキュースの需要増加によって部分的に相殺されました。
第4四半期の製品とパイプラインの最新情報
神経科学領域
区分 |
アセット |
マイルストーン |
臨床・研究 |
CobenfyTM |
成人の統合失調症患者を対象にCobenfyを評価する第III相EMERGENT-4試験およびEMERGENT-5試験の長期データから、Cobenfyは52週間にわたりおおむね良好な忍容性が認められ、症状の継続的な改善、及び副作用プロファイルの本適応症における過去の試験結果との一致が示されました。 |
がん領域
区分 |
アセット |
マイルストーン |
薬事関連 |
Opdivo® |
欧州医薬品審査庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)は、切除不能な肝細胞がん(HCC)の成人患者のファーストライン治療薬として、OpdivoとYervoyの併用療法を承認することを勧告しました。本勧告は、第III相CheckMate -9DW試験の結果に基づいています。CHMPのこの見解は、今後、欧州連合(EU)で医薬品を承認する権限を持つ欧州委員会(EC)によって審査されます。 |
AugtyroTM |
欧州委員会は、次世代のチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)であるAugtyroを承認しました。承認の対象は、成人のROS1融合遺伝子陽性の進行の非小細胞肺がんと、成人あるいは12歳以上の小児のNTRK遺伝子変異を有する進行性固形がんで、他のNTRK阻害剤に既治療であるか、NTRK阻害剤に未治療で、かつ他の治療による臨床的ベネフィットが限定的あるいは無い患者です。本承認は、TRIDENT-1試験およびCARE試験の結果に基づいています。 * 2025年1月13日に承認を取得し、本日付けで当社が発表しました。 |
|
Opdivo QvantigTM |
米国食品医薬品局(FDA)は、Opdivoの単剤療法、OpdivoとYervoyの併用療法後のOpdivo単剤維持療法、およびOpdivoと化学療法またはcabozantinibとの併用療法で、これまでに承認された大半のOpdivoの成人固形がんの適応症に対して、Opdivo Qvantig皮下注製剤を承認しました。本承認は、第III相無作為化非盲検CheckMate -67T試験の結果に基づいています。 |
|
Opdivo + Yervoy |
欧州委員会は、高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)またはミスマッチ修復機構欠損(dMMR)の切除不能または転移性大腸がん(mCRC)の成人患者のファーストライン治療薬として、OpdivoとYervoyの併用療法を承認しました。本承認は、CheckMate -8HW試験の結果に基づいています。 |
|
臨床・研究 |
Opdivo + Yervoy |
高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機構欠損の転移性大腸がんのすべての治療ラインにわたりOpdivoとYervoyの併用療法をOpdivo単剤療法と比較評価する第III相CheckMate -8HW試験において、2つの主要評価項目のうちの1つである盲検下独立中央評価委員会(BICR)の評価による無増悪生存期間(PFS)について中央値47カ月の追跡期間に統計的有意かつ臨床的に意義のある改善が示されました。 |
血液疾患領域
区分 |
アセット |
マイルストーン |
臨床・研究 |
Breyanzi® |
第I相TRANSCEND NHL 001試験の5年生存率データにより、再発または難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)患者におけるBreyanziの深く持続的な奏効が裏付けられました。全生存期間は中央値27.5カ月、推定5年生存率は38%でした。Breyanziは、これまでに確立された安全性プロファイルを示しており、新たな安全性シグナルは確認されませんでした。 さらに、第III相TRANSFORM試験における循環腫瘍DNA(ctDNA)の新たなデータに基づき、大細胞型B細胞リンパ腫のセカンドライン治療において従来の標準治療よりも深い奏効(CR及びctDNAが検出されない)を達成するBreyanziの優越性が裏付けられました。 |
薬事関連 |
Breyanzi |
EMAのCHMPは、2種類以上の全身療法による治療歴がある再発または難治性の濾胞性リンパ腫(FL)の成人患者の治療として、Breyanziの承認を勧告しました。この勧告は、第II相TRANSCEND FL試験のデータに基づいています。CHMPの見解は、今後、欧州委員会によって審査されます。 |
心血管疾患領域
区分 |
アセット |
マイルストーン |
臨床・研究 |
Camzyos® |
欧州において、EMAのCHMPから見解が出されたことを受けて、閉塞性肥大型心筋症(oHCM)の治療を受けている患者が維持用量に到達したら、要求される心エコー測定によるモニタリングの頻度を下げるよう、Camzyosのラベルが更新されました。 さらに、当社は本日、同じラベルにおいて処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)に基づくFDAの審査期限が4月に設定されたことを発表します。 |
免疫疾患領域
区分 |
アセット |
マイルストーン |
臨床・研究 |
Sotyktu® |
活動性乾癬性関節炎(PsA)の成人患者を対象にSotyktuの有効性と安全性を評価する第III相POETYK PsA-1試験およびPOETYK PsA-2試験において、Sotyktu群では、プラセボ群と比較して、16週時の徴候・症状が20%以上改善した患者の割合が有意に高くなり、主要評価項目が達成されました。 さらに、どちらの試験でも16週時におけるPsA疾患活動性の副次的評価項目が達成されました。Sotyktuは、どちらの試験においても十分な忍容性を示し、PsAを対象とする第II相臨床試験および中等症から重症までの尋常性乾癬を対象とする第III相臨床試験で見られた、確立されたSotyktuの安全性プロファイルと一致した安全性を示しました。 |
通年の業績
別途記載がない限り、すべての比較は2023年同期比です。
- ブリストル マイヤーズ スクイブの2024年通年の売上高は、主に成長ポートフォリオとエリキュースの需要増加によって牽引され、スプリセル、レブラミド、アブラキサンに対するジェネリック医薬品の影響によって部分的に相殺され、前年同期比7%増、為替変動の影響調整後は9%増の483億ドルとなりました。
- 米国における通年の売上高は、主に成長ポートフォリオとエリキュースの需要増加によって牽引され、スプリセル、レブラミド、アブラキサンに対するジェネリック医薬品の影響によって部分的に相殺され、前年同期比9%増の341億ドルとなりました。
- 米国外における通年の売上高は、主に成長ポートフォリオ製品の需要増加が従来のポートフォリオに対するジェネリック医薬品の影響によって部分的に相殺され、前年同期比3%増(為替変動の影響調整後は8.0%増)の142億ドルとなりました。
- 通年のGAAPベースの売上総利益は、主に無形固定資産の減損費と製品構成の変化によって、76.2%から71.1%に減少しました。通年の非GAAPベースの売上総利益は、主に製品構成の変化により、76.6%から75.3%に減少しました。
- 通年のマーケティング、販売、一般管理費は、GAAPベースでは前年同期比8%増の84億ドル、非GAAPベースでは4%増の80億ドルとなりました。この増加は、主に支出時期と最近の買収の影響によるものです。
- 通年のGAAPベースの研究開発費は、主に最近の買収とIPRDの減損費の影響により、前年同期比20%増の112億ドルとなりました。通年の非GAAPベースの研究開発費は、主に最近の買収の影響により、前年同期比7%増の98億ドルとなりました。
- 通年のGAAPベースおよび非GAAPベースの取得したIPRDは、主にKaruna社のアセット取得に伴う一回限りの取得したIPRD費とSystImmune社との提携により、9億1,300万ドルから134億ドルに増加しました。通年のGAAPベースおよび非GAAPベースのライセンス収入は、前年同期の1億4,200万ドルに対し、1億2,200万ドルでした。
- 通年の取得した無形固定資産の償却費は、主にレブラミドに関連する償却費が減少し、2024年にRayzeBio社を買収したことにより部分的に相殺され、GAAPベースで2%減の89億ドルとなりました。
- 通年のGAAPベースの法人税は、主にKaruna社買収のための控除対象外費用121億ドルにより、84億ドルの税引前損失にもかかわらず、5億5,400万ドルとなりました。2023年のGAAPベースの実効税率は、法定減損の控除可能性に関する米国外のタックスルーリング、ならびに税金引当金、評価引当金、米国外の特定の研究開発費の控除可能性に関するIRSガイダンスの変更の影響を受けました。通年の非GAAPベースの実効税率は、主に控除対象外費用により、14.7%から56.8%に増加しました。
- 通年のブリストル マイヤーズ スクイブに帰属するGAAPベースの純損失は、前年同期の80億ドル(1株当たり3.86ドル)の利益に対し、-89億ドル(1株当たり-4.41ドル)でした。通年のブリストル マイヤーズ スクイブに帰属する非GAAPベースの純利益は、前年同期の156億ドル(1株当たり7.51ドル)に対し、23億ドル(1株当たり1.15ドル)でした。上記の非GAAP要因に加え、非GAAPベースの1株当たり利益は、支払利息の増加によって影響を受けました。
通年の製品売上高ハイライト
単位:100万ドル |
2024年12月31日 |
2023年12月31日 |
2023年12月31日 |
|||||
|
米国 |
米国外(c) |
全世界(d) |
米国 |
米国外(c) |
全世界(d) |
米国外(c) |
全世界(d) |
成長ポートフォリオ |
||||||||
$5,350 |
$3,954 |
$9,304 |
2% |
5% |
3% |
14% |
7% |
|
2,770 |
912 |
3,682 |
2% |
2% |
2% |
10% |
4% |
|
1,599 |
931 |
2,530 |
16% |
8% |
13% |
15% |
16% |
|
1,444 |
329 |
1,773 |
80% |
61% |
76% |
65% |
77% |
|
870 |
58 |
928 |
41% |
200% |
48% |
>200% |
48% |
|
591 |
156 |
747 |
95% |
156% |
105% |
162% |
106% |
|
543 |
59 |
602 |
141% |
>200% |
161% |
>200% |
161% |
|
403 |
163 |
566 |
26% |
42% |
30% |
42% |
30% |
|
242 |
164 |
406 |
(32)% |
44% |
(14)% |
47% |
(13)% |
|
190 |
56 |
246 |
21% |
>200% |
45% |
>200% |
46% |
|
118 |
8 |
126 |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
|
36 |
2 |
38 |
>200% |
該当なし |
>200% |
該当なし |
>200% |
|
10 |
— |
10 |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
|
その他の成長製品(a) |
674 |
931 |
1,605 |
9% |
58% |
33% |
61% |
34% |
成長ポートフォリオ合計 |
14,840 |
7,723 |
22,563 |
17% |
16% |
17% |
24% |
19% |
従来のポートフォリオ |
||||||||
9,631 |
3,702 |
13,333 |
14% |
(1)% |
9% |
—% |
9% |
|
4,999 |
774 |
5,773 |
(4)% |
(14)% |
(5)% |
(11)% |
(5)% |
|
2,695 |
850 |
3,545 |
15% |
(23)% |
3% |
(22)% |
3% |
|
983 |
303 |
1,286 |
(31)% |
(40)% |
(33)% |
(36)% |
(32)% |
|
541 |
334 |
875 |
(23)% |
11% |
(13)% |
25% |
(8)% |
|
その他の従来製品(b) |
416 |
509 |
925 |
25% |
(19)% |
(4)% |
(18)% |
(3)% |
従来のポートフォリオ合計 |
19,265 |
6,472 |
25,737 |
4% |
(10)% |
—% |
(8)% |
1% |
総売上高 |
$34,105 |
$14,195 |
$48,300 |
9% |
3% |
7% |
8% |
9% |
** 「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照
(a) Nulojix、Onureg、Inrebic、エムプリシティ、およびロイヤリティ収入を含む
(b) その他の成熟ブランドを含む
(c) 2024年より、プエルトリコの売上高は、米国外の売上高に含まれる。前期の金額は、現在の説明に一致するよう分類し直した
(d) 全世界(WW)には、米国と米国外が含まれる
通年の製品売上高の最新情報
成長ポートフォリオ
2024年通年の成長ポートフォリオの売上高は、前年同期の194億ドルに対し、決算報告ベースで17%増(為替変動の影響調整後は19%増)の226億ドルとなりました。通年の成長ポートフォリオの売上高は、主にレブロジル、ブレヤンジ、Camzyos、Opdualagの需要増加によって牽引されました。
従来のポートフォリオ
2024年通年の従来のポートフォリオの売上高は、前年同期の256億ドルに対し、為替変動の影響調整後で1%増の257億ドルと前年同期並みでした。通年の従来のポートフォリオの売上高は、エリキュースの需要増加によって牽引され、スプリセル、レブラミド、アブラキサン、ポマリストに対するジェネリック医薬品の影響によって部分的に相殺されました。
戦略的生産性イニシアチブの最新情報
ブリストル マイヤーズ スクイブは、既存の戦略的生産性イニシアチブを拡大し、2027年末までに約20億ドルの年間コスト削減額を追加します。
このイニシアチブ拡大のもと、組織設計の変更と経営効率を向上させる取り組みにより、削減を推進します。これらの削減分は、当社のコスト構造から差し引かれ、成長ブランドと有望な科学領域に投資しつつ、企業のスリム化を図り、効率を向上させることに寄与します。
財務見通し
ブリストル マイヤーズ スクイブは、以下のとおり、2025年の主要な非GAAP勘定項目の見通しを発表します。
以前の予測のとおり、ジェネリック医薬品によってレブラミド、ポマリスト、スプリセル、アブラキサンが短期的な影響を受け、従来のポートフォリオの売上高が18~20%程度減少する見通しであることを反映して、総売上高を約455億ドルと見積もります。これは、成長ポートフォリオが引き続き堅調に推移することで部分的に相殺されると予想されます。この見通しには、為替変動が売上高に及ぼす5億ドル程度の悪影響も反映されています。
2025年の非GAAP1勘定項目の見通し |
|
|---|---|
総売上高(為替影響を除く) |
約455億ドル |
売上総利益率(%) |
約72% |
営業費用2 |
約160億ドル |
その他の収入/(費用) |
約3億ドル |
税率 |
約18% |
希薄化後EPS |
$6.55 - $6.85 |
1 「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照
2 営業費用は、マーケティング、販売、一般管理費と研究開発費を指す(取得したIPRDと取得無形固定資産の償却を除く)
2025年の財務見通しには、潜在的な将来の戦略的買収や、売却、特定および算定されていない項目、あるいは将来的に取得する仕掛研究開発費(IPRD)の影響は含まれていません。第三者の知的財産権の資産買収またはライセンス契約に関連する多額の研究開発費、前払い金、または条件付きマイルストーンペイメントによるその他の収入の影響を算定した範囲において、当社Webサイト(www.bms.com)の「Investors」セクションで、この情報を随時更新しています。非GAAPベースの見通しでは、現在の為替レートを前提としています。この財務見通しは、本プレスリリースに記載されている全ての将来予測等に関する記述に当てはまるリスクと不確実性の影響を受けます。
また、非GAAPベースのEPSを含む、将来を予測した非GAAP指標から最も直接的に比較可能なGAAP指標への調整は、そのような調整に必要な指標を予測、算定することがそもそも困難であり、そのような指標と比較可能なGAAP指標を合理的に利用または信頼できないため、提供されません。つまり、不合理な労力を伴わずに、加速償却、減損費、法的その他の和解、株式投資の損益、その他の調整の影響を確実に予測することはできません。さらに、当社は、このような調整が、投資家の混乱を招く可能性のある一定の精度や確度を意味すると考えています。これらの項目は、不確実であり、さまざまな要因に左右され、当社の将来的なGAAPの結果に重大な影響を及ぼす可能性があります。「将来予測に関する記述の注意事項」および「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照してください。
ブリストル マイヤーズ スクイブについて
ブリストル マイヤーズ スクイブは、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供することを使命とするグローバルなバイオファーマ製薬企業です。詳細は、BMS.com、LinkedIn、X、YouTube、FacebookおよびInstagramをご覧ください。
非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用
当社は、財務結果と見通しについて説明する際に、米国の一般会計原則(GAAP)に従わない財務指標を参照します。非GAAPの財務指標は、経営陣が調整後項目や為替変動の影響を含む財務結果と含まない財務結果の両方を評価したため、本プレスリリースで提供するGAAPに従って算出した財務指標の補足情報として提供するものであり、また、ここで提示する非GAAPの財務指標は、基準となる業績を示し、経営陣、アナリスト、投資家による基本的な財務業績と傾向の総合的な理解を補足、促進し、現在、過去、未来の比較を容易にするものと考えています。また、非GAAPの売上総利益(売上高に占める割合として特定項目を除いた売上総利益)、非GAAPの営業利益(売上高に占める割合としてマーケティング、販売、一般管理費と研究開発費を引き、特定項目を除いた売上総利益)、非GAAPの営業費用(特定項目を除いたマーケティング、販売、一般管理費、研究開発費)、非GAAPのマーケティング、販売、一般管理費(特定項目を除いたマーケティング、販売、一般管理費)、非GAAPの研究開発費(特定項目を除いた研究開発費)は、投資家にとって関連性が高いため有用です。なぜならこれらのデータでは、投資家が、当社経営陣が用いたのと同じ方法で業績を捉えることができ、投資家、アナリスト、同業者が当社の業績を業界他社や前年の結果と比較しやすくなるからです。
本業績リリースおよび添付の表では、特定の売上高と費用、および為替変動の影響を除外した(Ex-Fx)非GAAPの指標も示しています。前期の平均為替レートを用いて当期の現地通貨による財務結果を換算し、調整した金額を当期の結果と比較することで、変動の影響を含めています。為替変動の影響を除外した(Ex-Fx)財務指標は、GAAPの業績から為替変動の影響を排除したものであるため、GAAPに従った会計報告ではありません。
非GAAPの利益や関連する1株当たり利益情報などの非GAAPの財務指標は、量と質の両面を検討した後で一定のコスト、経費、損益、その他個別に評価された特定項目を除外するために調整され、一般的な特徴として、変動が大きい、予測が難しい、特殊な性質を持つ、特定期間の結果に重要である、または過去や将来的な業績を示さない、といった要素を1つ以上備えています。これらの項目は、非GAAPの利益および関連する1株当たり利益情報から除外されます。なぜなら当社は、これらの項目が当社の通常の事業活動に関連しておらず、基本的な業績を反映していないと考えるからです。現在の売上高の大部分を生み出し、無形固定資産が十分に償却されるまで繰り返される製品の権利を含む取得した無形固定資産の償却、在庫の購入価格の調整の巻き戻し、買収・統合費用、再編成費用、有形・無形固定資産の加速償却および減損、優先審査バウチャーを取得する費用、売却損益、買収に関連した株式報奨による株式報酬、年金、法律またはその他契約に基づく和解費用、株式投資および不確定価額受領権の公正価値の調整(投資事業有限責任組合方式の投資に帰属する公正価値の調整を含む)、Nimbus Therapeutics社のTYK2プログラムの支配権の変更に伴う収入、2019年の株式交換においてセルジーン社から取得した負債の公正価値の調整の償却などは、過去に同様の費用または利益が認識されており、今後また起こると考えられます。また、これらの項目に起因する繰延および当期法人税も、全体的な税金費用、控除可能性、管轄区域の税率など、個別の影響を考慮し、調整されています。子会社への投資の法定減損の控除可能性に関する米国外のタックスルーリングに伴う影響や、セルジーン社買収に関連した法人税引当金の取り崩しなど、その他のいくつかの重要な税項目も除外されています。
非GAAPの財務指標は、GAAPに従って算出されるものではないため、本情報は、GAAPに従って作成されたプレスリリースで提供される関連の財務指標に優先するものと見なしてはならず、また、それらの財務指標と分離して、あるいはこれに代わるものとして検討されることを意図したものではありません。また、手法や調整する項目が異なる可能性があるため、同様の見出しを付けて他社から発表される方法と同等または比較可能なものでもありません。投資家は、当社の財務諸表や当局に提出済みの報告書を総合的にレビューし、個別の財務指標のみを信頼しないようにしてください。
非GAAP財務指標から最も比較可能なGAAP指標への調整は、添付の財務諸表に記載されており、当社Webサイト(www.bms.com)からも入手できます。添付の財務諸表内の特定の行および列は、四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。割合や1株当たり利益の金額は、基本的な金額から計算しています。
また、非GAAPベースのEPSを含む、将来を予測した非GAAP指標から最も直接的に比較可能なGAAP指標への調整は、そのような調整に必要な指標を予測、算定することがそもそも困難であり、そのような指標と比較可能なGAAP指標を合理的に利用または信頼できないため、提供されません。つまり、不合理な労力を伴わずに、加速償却、減損費、法的その他の和解、株式投資の損益、その他の調整の影響を確実に予測することはできません。さらに、当社は、このような調整が、投資家の混乱を招く可能性のある一定の精度や確度を意味すると考えています。これらの項目は、不確実であり、さまざまな要因に左右され、当社の将来的なGAAPの結果に重大な影響を及ぼす可能性があります。
将来予測に関する記述の注意事項
本業績リリースおよび関連の添付文書(ならびに本リリースおよび添付文書に含まれる情報に関する口頭の説明)は、ブリストル マイヤーズ スクイブの2025年の財務見通し、戦略的生産性イニシアチブ、事業開発戦略や資本配分戦略、予想されるパイプラインの進展、将来的な市場での位置付けに関する期待事項、提携その他の事業開発活動から得られる見込みのメリットについて、1933年証券法第27A条(その改正を含む)および1934年証券取引法第21E条(その改正を含む)の趣旨の範疇に含まれる一定の「将来予測」に関する記述を含んでいます。当該記述は、「推定」、「可能」、「予想」、「期待」、「予測」、「目標」、「可能性」、「指針」、「提案」、「予定」、「計画」、「見込み」、「意志」および同様の意味および表現の単語または用語を使い、将来の営業または財務業績に関連し表記しているという事実により識別することができますが、必ずしもすべての将来予測等に関する記述にこれらの用語が含まれているとは限りません。過去の事実にあたらないすべての記述は、将来予測に関する記述であるか、またはそのように見なされます。将来予測に関するいかなる記述も保証されるものではなく、当社が財務見通しや長期目標を達成する、今後の臨床試験が今回のリリースに記載するデータを裏付ける、製品候補が臨床面・製造面の必要な規制当局の承認を受ける、パイプライン製品が商業的に確実に成功する、臨床面・製造面の必要な規制当局の承認を現在予測されている期限内に申請または取得する、あるいは契約上のマイルストーンが達成されるという保証はできません。
将来予測に関する記述は、今後の財務業績、目標、計画、および目的に関する現在の予想や見積もりに基づくものであり、今後数年間にそれらの内容の遅延、転換または変更を来す内的・外的要因を含め、予測することが難しく、当社がコントロールできる範囲を超え、今後の財務業績、目標、計画、目的が記述で明示または黙示された内容と大きく異なる結果となる可能性がある固有のリスク、仮定、不確実性を伴います。このようなリスクや不確実性には、特に、市場アクセス、医薬品の価格統制、割引による価格圧力の高まり、薬剤の使用を管理し、費用を抑制するための民間および政府の保険支払者による市場措置、特定製品の特許権と市場独占期間を保持する能力、価格が低下し、払い戻し率が低下し、保険支払者が払い戻す対象が減少するような規制の変更、340B薬価設定プログラムに基づく変更、製品候補に対する規制当局の承認を取得および維持する能力、製品の投入および商品化における困難・遅延、業界の競合の激化、製品の製造、流通、販売上の問題、遅延、および混乱、戦略的買収やライセンス契約などの有益な取引を特定する能力、協力・買収・売却・提携などのポートフォリオ活動を完了できないこと、または完了が遅延すること、またそのような取引や活動から期待される利益を達成できないこと、訴訟および/または規制上の措置や捜査の対象となるリスク、米国内外の医療制度改革と法令・規制措置の影響、低価格のジェネリック製品の市場浸透率の向上、当社のサプライヤー、ベンダー、外部委託パートナー、提携パートナー、その他の第三者による契約・規則・その他の義務の不履行、製品の偽造品や無登録品あるいは窃盗品による影響、売上高の減少につながる製品ラベル変更その他の措置、当社製品や同じクラスのその他製品の安全性や有効性に関する懸念、サイバー攻撃および企業秘密その他の機密データの不正な開示のリスク、財務・戦略・営業に関わる計画を実施する能力、主要な人材を獲得・維持する能力、多額の債務の影響、国際経済の政情不安・金融不安およびソブリン・リスク、金利や為替レートの変動、信用リスクと外国為替リスクの管理、ソーシャルメディアプラットフォームの使用に関連したリスク、新規または改定の会計基準の発行、感染症の大流行に関連するリスクが含まれます。
本業績リリースの将来予測等に関する記述は、当社の事業と市場に影響を与える多くのリスクと不確定要素、特に当社の2023年12月31日に終了した事業年度通期報告書(Form 10-K)、その後の四半期報告書(Form 10-Q)および当期報告書(Form 8-K)による更新、および証券取引委員会に提出したその他の書類に注意事項およびリスク要因として記されているリスクと不確定要素と共に評価されるべきです。本文書に記載された将来予測等に関する記述は、本文書の発表日時点での予測であり、該当する法律で特段の定めのない限り、当社は、新たな知見、今後の出来事、状況の変化等によるか否かを問わず、一切の将来予測等に関する記述について、公に更新または修正する義務を負うものではありません。