プレスリリース
2025年第1四半期の業績を発表
継続的な成長ポートフォリオの勢いと規律ある業務遂行を反映
Company Info
2025/05/20
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
※本資料は米国時間2025年4月24日に米国で配信されたプレスリリースの翻訳版です。本資料に記載されている医薬品情報(本邦未承認情報を含む)は、ブリストル マイヤーズ スクイブに関連する最新情報をステークホルダーの皆様にお知らせするものであり、医薬品のプロモーションや宣伝広告を目的とするものではありません。
継続的な成長ポートフォリオの勢いと規律ある業務遂行を反映
- 1四半期の売上高は、前年同期比6%減(為替変動の影響調整後は4%減)の112億ドル
- 成長ポートフォリオの売上高は、前年同期比16%増(為替変動の影響調整後は18%増)の56億ドル
- GAAP(一般会計原則)に基づく1株当たり利益は1.20ドル、非GAAPに基づく1株当たり利益は1.80ドル
- 2025年売上高の見通しを約458億~468億ドルの範囲、非GAAPに基づく1株当たり利益を6.70~7.00ドルの範囲に上方修正
ブリストル マイヤーズ スクイブ(NYSE:BMY)は本日、2025年第1四半期の業績を発表しました。
ブリストル マイヤーズ スクイブCEOのクリストファー・バーナー(Ph.D.)は、次のように述べています。「第1四半期に、確固たる業務遂行によって、成長ポートフォリオ全体の勢いを維持し、パイプラインに関して意義のある進展を達成しました。より機敏で効率的な企業となるために複数年にわたる計画を進め、トップクラスの長期的成長に向けて基盤を強化しています。明確な戦略に沿って、変革的医薬品を患者さんに早く届けるべく、尽力しています。
第1四半期の業績 |
||||
単位:100万ドル(EPSを除く) |
|
|
|
|
2025年 |
2024年 |
前年同期比 |
前年同期比 |
|
総売上高 |
$11,201 |
$11,865 |
(6)% |
(4)% |
EPS:1株当たり利益(損失)(GAAPベース*) |
1.20 |
(5.89) |
該当なし |
該当なし |
EPS:1株当たり利益(損失)(非GAAPベース*) |
1.80 |
(4.40) |
該当なし |
該当なし |
取得した仕掛研究開発費(IPRD)とライセンス収入による1株当たり利益(損失)に対する純影響 |
(0.04) |
(6.30) |
該当なし |
該当なし |
* GAAPベースおよび非GAAPベースの1株当たり利益(損失)には、取得したIPRD費とライセンス収入による純影響が含まれる
** 「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照
第1四半期の業績
別途記載がない限り、すべての比較は2024年同期比です。
- 第1四半期の総売上高は、前年同期比6%減、為替変動の影響調整後は4%減の112億ドルとなりました。
- 米国における第1四半期の売上高は、前年同期比7%減の79億ドルとなりました。
- 米国外における第1四半期の売上高は、前年同期比2%減、為替変動の影響調整後は2%増の33億ドルとなりました。
- 第1四半期の成長ポートフォリオの売上高は、決算報告ベースで16%増、為替変動の影響調整後は18%増の56億ドルとなりました。売上高の成長は、主にオプジーボ、ブレヤンジ、レブロジル、およびCamzyosに牽引され、米国での順調なCobenfy発売を反映しています。
- 第1四半期の従来のポートフォリオの売上高は、決算報告ベースおよび為替変動の影響調整後で20%減の56億ドルとなりました。この減少は、レブラミド、ポマリスト、スプリセル、アブラキサンが今期もジェネリック医薬品との競合の影響を受けたことに加え、米国のメディケア・パートDの再設計の影響を受けたことによるものです。
第1四半期の製品売上高ハイライト(d)
単位:100万ドル |
2025年3月31日 |
2024年3月31日 |
2024年3月31日 |
|||||
|
米国 |
米国外 |
全世界(c) |
米国 |
米国外 |
全世界(c) |
米国外 |
全世界(c) |
成長ポートフォリオ |
||||||||
$1,332 |
$933 |
$2,265 |
15% |
1% |
9% |
7% |
12% |
|
8 |
— |
9 |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
|
555 |
215 |
770 |
(3)% |
(5)% |
(4)% |
(1)% |
(2)% |
|
394 |
230 |
624 |
7% |
7% |
7% |
12% |
9% |
|
390 |
89 |
478 |
33% |
44% |
35% |
49% |
36% |
|
228 |
25 |
252 |
15% |
>200% |
23% |
>200% |
23% |
|
204 |
60 |
263 |
133% |
>200% |
146% |
>200% |
148% |
|
126 |
33 |
159 |
63% |
>200% |
89% |
>200% |
90% |
|
61 |
46 |
107 |
(16)% |
22% |
(3)% |
26% |
(2)% |
|
59 |
45 |
103 |
13% |
47% |
26% |
54% |
28% |
|
32 |
23 |
55 |
(5)% |
138% |
27% |
146% |
29% |
|
44 |
4 |
48 |
116% |
>200% |
125% |
>200% |
125% |
|
27 |
— |
27 |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
該当なし |
|
その他の成長製品(a) |
174 |
229 |
403 |
13% |
34% |
24% |
35% |
25% |
成長ポートフォリオ合計 |
3,633 |
1,930 |
5,563 |
18% |
13% |
16% |
18% |
18% |
従来のポートフォリオ |
||||||||
2,646 |
919 |
3,565 |
(6)% |
2% |
(4)% |
5% |
(3)% |
|
809 |
127 |
936 |
(44)% |
(41)% |
(44)% |
(39)% |
(44)% |
|
537 |
122 |
658 |
(10)% |
(55)% |
(24)% |
(53)% |
(24)% |
|
126 |
49 |
175 |
(56)% |
(47)% |
(53)% |
(43)% |
(53)% |
|
40 |
65 |
105 |
(72)% |
(10)% |
(52)% |
(6)% |
(50)% |
|
その他の従来製品(b) |
82 |
116 |
199 |
(14)% |
(10)% |
(12)% |
(8)% |
(11)% |
従来のポートフォリオ合計 |
4,240 |
1,398 |
5,638 |
(21)% |
(17)% |
(20)% |
(14)% |
(20)% |
総売上高 |
$7,873 |
$3,328 |
$11,201 |
(7)% |
(2)% |
(6)% |
2% |
(4)% |
** 「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照
(a) Augtyro、Onureg、Inrebic、Nulojix、エムプリシティ、およびロイヤリティ収入を含む
(b) その他の成熟ブランドを含む
(c) 全世界(WW)には、米国と米国外が含まれる
(d) 上記および以降の表では四捨五入を行っているため、合計と一致しない場合がある。パーセントの計算には、四捨五入しない金額を使用している
第1四半期の原価および費用
別途記載がない限り、すべての比較は2024年同期比です。
以下の表は、特定項目の情報を示しています。
|
2025年3月31日までの3カ月間 |
2024年3月31日までの3カ月間 |
||||
単位:100万ドル |
GAAP |
特定項目* |
非GAAP |
GAAP |
特定項目* |
非GAAP |
売上原価 |
$3,033 |
(14) |
$3,018 |
$2,932 |
(22) |
$2,910 |
売上総利益(a) |
72.9% |
|
73.1% |
75.3% |
|
75.5% |
販売費および一般管理費 |
1,584 |
(1) |
1,583 |
2,367 |
(378) |
1,989 |
研究開発費 |
2,257 |
(21) |
2,235 |
2,695 |
(349) |
2,346 |
取得したIPRD |
188 |
— |
188 |
12,949 |
— |
12,949 |
取得した無形固定資産の償却費 |
830 |
(830) |
— |
2,357 |
(2,357) |
— |
その他の(収入)/費用、正味 |
339 |
(489) |
(150) |
81 |
(235) |
(154) |
実効税率 |
17.1% |
(2.1)% |
15.1% |
(3.4)% |
(5.6)% |
(9.0)% |
** 「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照。詳細については、特定項目の表を参照
(a) 売上高から売上原価を差し引いた金額を売上高で割ったもの
- 第1四半期の売上総利益は、主に製品構成の変化により、GAAPベースでは75.3%から72.9%に、非GAAPベースでは75.5%から73.1%に減少しました。
- 第1四半期のGAAPベースの販売費および一般管理費は、主に2024年の1回限りの買収関連費用と2025年の戦略的生産性イニシアチブの結果により、33%減の16億ドルとなりました。非GAAPベースの販売費および一般管理費は、主に戦略的生産性イニシアチブの結果を反映し、20%減の16億ドルとなりました。
- 第1四半期のGAAPベースの研究開発費は、主に2024年の1回限りの買収関連費用により、16%減の23億ドルとなりました。非GAAPベースの研究開発費は、主に戦略的生産性イニシアチブの結果に牽引され、5%減の22億ドルとなりました。
- 第1四半期のGAAPベースおよび非GAAPベースの取得したIPRDは、主に前年のKaruna社の買収とSystImmune社との提携により、129億ドルから1億8,800万ドルに減少しました。第1四半期のライセンス収入は、1,200万ドルから8,700万ドルに増加しました。
- 第1四半期の取得した無形固定資産の償却費は、主にレブラミドに関連した償却費の減少により、GAAPベースで65%減の8億3,000万ドルとなりました。
- 第1四半期の実効税率は、GAAPベースで17.1%、非GAAPベースで15.1%でした。第1四半期のGAAPベースおよび非GAAPベースの実効税率は、Karuna社買収のための1回限りの控除対象外費用121億ドルにより影響を受けました。
- 第1四半期のブリストル マイヤーズ スクイブに帰属するGAAPベースの損益は、前年同期の119億ドル(1株当たり5.89ドル)の純損失に対し、25億ドル(同1.20ドル)の純利益でした。
第1四半期のブリストル マイヤーズ スクイブに帰属する非GAAPベースの損益は、前年同期の89億ドル(1株当たり4.40ドル)の純損失に対し、37億ドル(同1.80ドル)の純利益でした。
第1四半期の製品とパイプラインの最新情報
項目は日付順に並んでおり、第1四半期および最新の情報が含まれています。
アセット |
発表日 |
マイルストーン |
CobenfyTM (xanomelineおよびtrospium chloride) |
4月22日 |
統合失調症の成人患者における非定型抗精神病薬の補助療法としてCobenfyを評価する第III相ARISE試験において、主要評価項目に関する統計的有意差のしきい値が達成されませんでした。 |
Camzyos® (mavacamten) |
4月17日 |
米国食品医薬品局(FDA)は、Camzyosの米国処方情報を更新し、維持期の適格患者に対するエコーモニタリング頻度を削減して患者と医師の治療オプションを簡素化し、禁忌の項目を減らして患者適格性を拡大しました。 |
Camzyos |
4月14日 |
ニューヨーク心臓協会(NYHA)心機能分類II度またはIII度の症候性非閉塞性肥大型心筋症の成人患者を対象にCamzyosを評価する第III相ODYSSEY-HCM試験において、2つの主要評価項目が達成されませんでした。 |
Opdivo® (nivolumab) + Yervoy® (ipilimumab) |
4月11日 |
FDAは、切除不能または遠隔転移を有する肝細胞がん(HCC)に対するファーストライン治療としてOpdivoとYervoyの併用療法を承認しました。 |
Opdivo + Yervoy |
4月8日 |
FDAは、高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)またはミスマッチ修復機構欠損(dMMR)を有する治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん(mCRC)成人患者および12歳以上の小児患者のファーストライン治療として、OpdivoとYervoyの併用療法を承認しました。 |
Opdivo |
3月28日 |
欧州医薬品審査庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)は、PD-L1発現レベルが1%以上で再発リスクが高い成人患者における切除可能な非小細胞肺がんの治療として、術前補助療法としてプラチナ製剤を含む化学療法とOpdivoを併用し、その後、外科的切除後の補助療法としてOpdivoを単剤で使用する周術期療法の承認を勧告しました。 |
Opdivo皮下注製剤 |
3月28日 |
EMAのCHMPは、新投与経路(皮下投与)、新剤形(注射液)、および新しい含量(600mg/バイアル)のOpdivoの新規製剤の承認を勧告しました。 |
Breyanzi® (lisocabtagene maraleucel) |
3月14日 |
欧州委員会(EC)は、2回以上の全身療法による治療歴がある再発または難治性の濾胞性リンパ腫(FL)の成人患者の治療薬として、Breyanziを承認しました。 |
Sotyktu® (deucravacitinib) |
3月8日 |
活動性乾癬性関節炎(PsA)の成人患者を対象にSotyktuの有効性と安全性を評価するピボタル第III相POETYK PsA-2試験の肯定的データが発表されました。 |
Opdivo + Yervoy |
3月7日 |
欧州委員会は、切除不能または進行性肝細胞がん(HCC)に対するファーストライン治療としてOpdivoとYervoyの併用療法を承認しました。 |
Opdivo |
2月19日 |
第III相CheckMate -816試験の全生存期間(OS)に関する最終解析が発表されました。この結果から、主な副次的評価項目であるOSについて、化学療法による術前補助療法のみと比較して統計的有意かつ臨床的に意義のある改善が明らかになりました。 |
Sotyktu |
2月16日 |
中等症から重症の尋常性乾癬の成人患者を対象とするSotyktuのPOETYK PSO長期延長試験から、新たな5年間の結果が発表されました。Sotyktuの安全性プロファイルは、5年間を通じて一貫しており、新たな安全性シグナルは認められませんでした。 |
OpdualagTM (nivolumab and relatlimab- rmbw) |
2月13日 |
根治切除後のステージIIIまたはIVの悪性黒色腫患者の術後補助療法としてOpdualagを評価する第III相RELATIVITY-098試験において、無再発生存期間の主要評価項目が達成されませんでした。 |
Breyanzi |
2月10日 |
再発または難治性辺縁帯リンパ腫の成人患者を対象にBreyanziを評価する第II相TRANSCEND FL試験から肯定的なトップライン結果が発表されました。試験のコホートは、主要評価項目の全奏効率と主な副次的評価項目の完全奏効率を達成しました。 |
財務見通し
ブリストル マイヤーズ スクイブは、以下のとおり、2025年の主要な非GAAP勘定項目の見通しを上方修正します。
当社は、成長ポートフォリオの実績が堅調であり、2025年第1四半期の従来のポートフォリオの売上高が予想を超え、為替レートに関連して約5億ドルの好影響が生じたことを反映して、通年の売上高の見通しを約455億ドルから約458億~468億ドルの範囲に上方修正します。
さらに、通年の営業費用の予想は、従来どおり約160億ドルであり、これに約2億ドルの為替変動の影響が加わります。ロイヤルティが予想を超え、利子所得が有利に働いたことから、2025年のその他の収入/(費用)を約1億ドルと予想しています。
これらの変更に伴い、当社は、2025年の2024年非GAAPベースのEPS見通しの中間点を1株あたり0.15ドル上乗せして、6.70~7.00ドルの予想範囲に上方修正します。
上記の見通しの修正では、中国向けの米国製品に課される関税に関して予想される影響を見込んでいますが、医薬品部門への関税の可能性は想定していません。
|
非GAAP2,3 |
|
|---|---|---|
2月(前回) |
4月(更新) |
|
総売上高 |
~$45.5B |
~$45.8B - $46.8B |
売上総利益率(%) |
~72% |
変更なし |
営業費用1 |
~$16B |
~$16.2B |
その他の収入/(費用) |
~$30M |
~$100M |
実効税率 |
~18% |
変更なし |
希薄化後EPS |
$6.55 - $6.85 |
$6.70 - $7.00 |
1 営業費用は、販売費および一般管理費と研究開発費を指す
2 「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照
3 2月は2025年1月9日現在の為替レートを使用し、4月は2025年4月23日現在の為替レートを使用して計算
2025年の財務見通しには、潜在的な将来の戦略的買収や、売却、特定および算定されていない項目、あるいは将来的に取得する仕掛研究開発費(IPRD)とライセンス収入の影響は含まれていません。第三者の知的財産権の資産買収またはライセンス契約に関連する多額の研究開発費、前払い金、または条件付きマイルストーンペイメントによるその他の収入の影響を算定した範囲において、当社Webサイト(www.bms.com)の「Investors」セクションで、この情報を随時更新しています。非GAAPベースの見通しでは、記載した日付現在の為替レートを前提としています。この財務見通しは、本プレスリリースに記載されている全ての将来予測等に関する記述に当てはまるリスクと不確実性の影響を受けます。
また、非GAAPベースのEPSを含む、将来を予測した非GAAP指標から最も直接的に比較可能なGAAP指標への調整は、そのような調整に必要な指標を予測、算定することがそもそも困難であり、そのような指標と比較可能なGAAP指標を合理的に利用または信頼できないため、提供されません。つまり、不合理な労力を伴わずに、加速償却、減損費、法的その他の和解、株式投資の損益、その他の調整の影響を確実に予測することはできません。さらに、当社は、このような調整が、投資家の混乱を招く可能性のある一定の精度や確度を意味すると考えています。これらの項目は、不確実であり、さまざまな要因に左右され、当社の将来的なGAAPの結果に重大な影響を及ぼす可能性があります。「将来予測に関する記述の注意事項」および「非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用」を参照してください。
ブリストル マイヤーズ スクイブについて
ブリストル マイヤーズ スクイブは、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供することを使命とするグローバルなバイオファーマ製薬企業です。詳細は、BMS.com、LinkedIn、X、YouTube、FacebookおよびInstagramをご覧ください。
非GAAP(一般会計原則)に基づく財務情報の使用
当社は、財務結果と見通しについて説明する際に、米国の一般会計原則(GAAP)に従わない財務指標を参照します。非GAAPの財務指標は、経営陣が調整後項目や為替変動の影響を含む財務結果と含まない財務結果の両方を評価したため、本プレスリリースで提供するGAAPに従って算出した財務指標の補足情報として提供するものであり、また、ここで提示する非GAAPの財務指標は、基準となる業績を示し、経営陣、アナリスト、投資家による基本的な財務業績と傾向の総合的な理解を補足、促進し、現在、過去、未来の比較を容易にするものと考えています。また、非GAAPの売上総利益(売上高に占める割合として特定項目を除いた売上総利益)、非GAAPの営業利益(売上高に占める割合として販売費および一般管理費と研究開発費を引き、特定項目を除いた売上総利益)、非GAAPの営業費用(特定項目を除いた販売費および一般管理費と研究開発費)、非GAAPの販売費および一般管理費(特定項目を除いた販売費および一般管理費)、非GAAPの研究開発費(特定項目を除いた研究開発費)は、投資家にとって関連性が高いため有用です。なぜならこれらのデータでは、投資家が、当社経営陣が用いたのと同じ方法で業績を捉えることができ、投資家、アナリスト、同業者が当社の業績を業界他社や前年の結果と比較しやすくなるからです。
本業績リリースおよび添付の表では、特定の売上高と費用、および為替変動の影響を除外した(Ex-Fx)非GAAPの指標も示しています。前期の平均為替レートを用いて当期の現地通貨による財務結果を換算し、調整した金額を当期の結果と比較することで、変動の影響を含めています。為替変動の影響を除外した(Ex-Fx)財務指標は、GAAPの業績から為替変動の影響を排除したものであるため、GAAPに従った会計報告ではありません。
非GAAPの利益や関連する1株当たり利益情報などの非GAAPの財務指標は、量と質の両面を検討した後で一定のコスト、経費、損益、その他個別に評価された特定項目を除外するために調整され、一般的な特徴として、変動が大きい、予測が難しい、特殊な性質を持つ、特定期間の結果に重要である、または過去や将来的な業績を示さない、といった要素を1つ以上備えています。これらの項目は、非GAAPの利益および関連する1株当たり利益情報から除外されます。なぜなら当社は、これらの項目が当社の通常の事業活動に関連しておらず、基本的な業績を反映していないと考えるからです。現在の売上高の大部分を生み出し、無形固定資産が十分に償却されるまで繰り返される製品の権利を含む取得した無形固定資産の償却、在庫の購入価格の調整の巻き戻し、買収・統合費用、再編成費用、有形・無形固定資産の加速償却および減損、売却損益、買収に関連した株式報奨による株式報酬、年金、法律またはその他契約に基づく和解費用、株式投資および不確定価額受領権の公正価値の調整(投資事業有限責任組合方式の投資に帰属する公正価値の調整を含む)、2019年の株式交換においてセルジーン社から取得した負債の公正価値の調整の償却などは、過去に同様の費用または利益が認識されており、今後また起こると考えられます。また、これらの項目に起因する繰延および当期法人税も、全体的な税金費用、控除可能性、管轄区域の税率など、個別の影響を考慮し、調整されています。非GAAPの財務指標は、GAAPに従って算出されるものではないため、本情報は、GAAPに従って作成されたプレスリリースで提供される関連の財務指標に優先するものと見なしてはならず、また、それらの財務指標と分離して、あるいはこれに代わるものとして検討されることを意図したものではありません。また、手法や調整する項目が異なる可能性があるため、同様の見出しを付けて他社から発表される方法と同等または比較可能なものでもありません。投資家は、当社の財務諸表や当局に提出済みの報告書を総合的にレビューし、個別の財務指標のみを信頼しないようにしてください。
非GAAP財務指標から最も比較可能なGAAP指標への調整は、添付の財務諸表に記載されており、当社Webサイト(www.bms.com)からも入手できます。添付の財務諸表内の特定の行および列は、四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。割合や1株当たり利益の金額は、基本的な金額から計算しています。
また、非GAAPベースのEPSを含む、将来を予測した非GAAP指標から最も直接的に比較可能なGAAP指標への調整は、そのような調整に必要な指標を予測、算定することがそもそも困難であり、そのような指標と比較可能なGAAP指標を合理的に利用または信頼できないため、提供されません。つまり、不合理な労力を伴わずに、加速償却、減損費、法的その他の和解、株式投資の損益、その他の調整の影響を確実に予測することはできません。さらに、当社は、このような調整が、投資家の混乱を招く可能性のある一定の精度や確度を意味すると考えています。これらの項目は、不確実であり、さまざまな要因に左右され、当社の将来的なGAAPの結果に重大な影響を及ぼす可能性があります。
将来予測に関する記述の注意事項
本業績リリースおよび関連の添付文書(ならびに本リリースおよび添付文書に含まれる情報に関する口頭の説明)は、2025年の財務見通し、事業開発戦略や資本配分戦略、予想されるパイプラインの進展、将来的な市場での位置付けに関する期待事項、提携その他の事業開発活動から得られる見込みのメリットについて、1933年証券法第27A条(その改正を含む)および1934年証券取引法第21E条(その改正を含む)の趣旨の範疇に含まれる一定の「将来予測」に関する記述を含んでいます。当該記述は、「推定」、「可能」、「予想」、「期待」、「予測」、「目標」、「可能性」、「指針」、「提案」、「予定」、「計画」、「見込み」、「意志」および同様の意味および表現の単語または用語を使い、将来の営業または財務業績に関連し表記しているという事実により識別することができますが、必ずしもすべての将来予測に関する記述にこれらの用語が含まれているとは限りません。過去の事実にあたらないすべての記述は、将来予測に関する記述であるか、またはそのように見なされます。将来予測に関するいかなる記述も保証されるものではなく、当社が財務見通しや長期目標を達成する、今後の臨床試験が今回のリリースに記載するデータを裏付ける、製品候補が臨床面・製造面の必要な規制当局の承認を受ける、パイプライン製品が商業的に確実に成功する、臨床面・製造面の必要な規制当局の承認を現在予測されている期限内に申請または取得する、あるいは契約上のマイルストーンが達成されるという保証はできません。
将来予測に関する記述は、今後の財務業績、目標、計画、および目的に関する現在の予想や見積もりに基づくものであり、今後数年間にそれらの内容の遅延、転換または変更を来す内的・外的要因を含め、予測することが難しく、当社がコントロールできる範囲を超え、今後の財務業績、目標、計画、目的が記述で明示または黙示された内容と大きく異なる結果となる可能性がある固有のリスク、仮定、不確実性を伴います。このようなリスクや不確実性には、特に、市場アクセス、医薬品の価格統制、割引による価格圧力の高まり、薬剤の使用を管理し、費用を抑制するための民間および政府の保険支払者による市場措置、新関税・貿易制限・輸出規制の実施に関連する政府措置、特定製品の特許権を保持する能力、価格が低下し、払い戻し率が低下し、保険支払者が払い戻す対象が減少するような規制の変更、340B薬価設定プログラムに基づく変更、製品候補に対する規制当局の承認を取得および維持する能力、製品の投入および商品化における困難・遅延、業界の競合の激化、製品の製造、流通、販売上の問題、遅延、および混乱、戦略的買収やライセンス契約などの有益な取引を特定する能力、協力・買収・売却・提携などのポートフォリオ活動を完了できないこと、または完了が遅延すること、またそのような取引や活動から期待される利益を達成できないこと、訴訟および/または規制上の措置や捜査の対象となるリスク、米国内外の医療制度改革と法令・規制措置の影響、低価格のジェネリック製品の市場浸透率の向上、当社のサプライヤー、ベンダー、外部委託パートナー、提携パートナー、その他の第三者による契約・規則・その他の義務の不履行、製品の偽造品や無登録品あるいは窃盗品による影響、売上高の減少につながる製品ラベル変更その他の措置、当社製品や同じクラスのその他製品の安全性や有効性に関する懸念、当社の情報システムや製品に対するサイバー攻撃および企業秘密その他の機密データの不正な開示のリスク、財務・戦略・営業に関わる計画を実施する能力、主要な人材を獲得・維持する能力、多額の債務の影響、国際経済の政情不安・金融不安およびソブリン・リスク、金利や為替レートの変動、信用リスクと外国為替リスクの管理、ソーシャルメディアプラットフォームの使用に関連したリスク、新規または改定の会計基準の発行、感染症の大流行に関連するリスクが含まれます。
本業績リリースの将来予測に関する記述は、当社の事業と市場に影響を与える多くのリスクと不確定要素、特に当社の2024年12月31日に終了した事業年度通期報告書(Form 10-K)、その後の四半期報告書(Form 10-Q)および当期報告書(Form 8-K)による更新、および証券取引委員会に提出したその他の書類に注意事項およびリスク要因として記されているリスクと不確定要素と共に評価されるべきです。本文書に記載された将来予測に関する記述は、本文書の発表日時点での予測であり、該当する法律で特段の定めのない限り、当社は、新たな知見、今後の出来事、状況の変化等によるか否かを問わず、一切の将来予測に関する記述について、公に更新または修正する義務を負うものではありません。