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プレスリリース

日本初のインターフェロン及びリバビリンを必要としない経口薬のみによるC型慢性肝炎の治療「ダクルインザ®錠60mg」(一般名:ダクラタスビル塩酸塩)と「スンベプラ®カプセル100mg」(一般名:アスナプレビル)世界に先駆けて日本で製造販売承認を取得

2014/07/04

  • ダクルインザ®・スンベプラ®併用療法は、セログループ1(ジェノタイプ1)でインターフェロンを含む治療に不適格の未治療あるいは不耐容の患者、またはインターフェロンを含む治療法が無効であった患者に新たな治療を提供。
  • 早期の治療を必要とする高齢患者や代償性肝硬変を有するC型慢性肝炎患者に新たな治療を提供。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(本社:アメリカ・ニューヨーク/CEO:ランベルト・アンドレオッティ)は、本日、セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎およびC型代償性肝硬変に対するインターフェロン及びリバビリンを必要としない経口薬のみによる治療法として、NS5A複製複合体阻害剤である「ダクルインザ®錠60mg」(一般名:ダクラタスビル塩酸塩、以下「ダクルインザ®」)およびNS3/4Aプロテアーゼ阻害剤である「スンベプラ®カプセル100mg」(一般名:アスナプレビル、以下「スンベプラ®」)の製造販売承認を、世界に先駆けて日本で初めて取得したことを発表しました。ダクルインザ®・スンベプラ®併用療法は、現在治療法がない日本の多くの患者さんにとって、治癒につながる可能性がある新たな治療となります。
治験責任医師の広島大学医学部・茶山一彰教授は、「日本のC型肝炎患者群は特有であり、多くが高齢者で従来の治療を受けることができないか、または治療に効果が見られません。そのため、このような患者さんを治療することが急務であると考えています。ダクラタスビルとアスナプレビルの2剤併用療法が承認されたことにより、このような患者さんの治癒につながる、忍容性が良好で、有効な治療選択肢が初めてもたらされました」と述べています。
日本では、C型肝炎患者約120万人のうち、約70%がジェノタイプ1bです。日本のC型肝炎患者の多くが65歳以上であり、また、様々な疾患に関連した合併症を有するために、現在の標準的な治療法であるインターフェロン治療を使用できない、またはインターフェロン治療への忍容性が低いと言われています。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社CEOのランベルト・アンドレオッティは、次のように述べています。「今回の日本における承認は、弊社が日本のC型肝炎の患者さんのニーズに応えるため、治療オプションの開発に重点を置き、取り組んできたことの表れです。この画期的な出来事は、深刻なアンメット・ニーズを抱える患者さんに革新的な医薬品を提供するという弊社のコミットメントを示すものです。我々は、この治療法が、日本や世界のC型肝炎患者さんの治療のさらなる発展に向けて、重要な役割を担うと信じております。」

 

ダクルインザ®・スンベプラ® 併用療法について


今回の承認は、日本のジェノタイプ1bのC型慢性肝炎患者を対象として、ダクルインザ®及びスンベプラ®を24週間投与した第Ⅲ相試験の結果に基づいています。この試験では、SVR24(投与終了から24週後のウイルス学的著効、すなわち機能的治癒)の達成率は84.7%でした。特に、65歳以上のインターフェロン治療不適格の未治療/不耐容患者では91.9%がSVR24を達成しました。さらに、代償性肝硬変を有した患者では、全体で90.9%がSVR24を達成しました。
また、ダクルインザ®とスンベプラ®併用療法の第Ⅲ相試験の有害事象(AE)による中止率は5.0%、重篤な有害事象(SAE)の発現率は5.9%といずれも低い結果が示されました。試験で最も多く認められた有害事象は、鼻咽頭炎でした(30.2%)。
ジェノタイプ1bのC型慢性肝炎患者を対象にダクルインザ®とスンベプラ®を評価する海外第Ⅲ相試験であるHALLMARK-Dual試験でも、日本と同様の結果が得られており、韓国、台湾など、ジェノタイプ1bの患者が多い国・地域において申請する裏付けとなります。

 

ダクルインザ®の製品概要


製品名 ダクルインザ®錠60mg
一般名 ダクラタスビル塩酸塩
剤形 錠剤
製造販売承認
取得日
2014年7月4日
製造販売元 ブリストル・マイヤーズ株式会社
効能・効果 セログループ1(ジェノタイプ1)のC 型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変における次のいずれかのウイルス血症の改善
(1) インターフェロンを含む治療法に不適格の未治療あるいは不耐容の患者
(2) インターフェロンを含む治療法で無効となった患者
用法・用量 通常、成人にはダクラタスビルとして1 回60 mg を1 日1回経口投与する。
本剤はアスナプレビルと併用し、投与期間は24 週間とする。

 

スンベプラ®の製品概要


製品名 スンベプラ®カプセル100mg
一般名 アスナプレビル
剤形 カプセル
製造販売承認
取得日
2014年7月4日
製造販売元 ブリストル・マイヤーズ株式会社
効能・効果 セログループ1(ジェノタイプ1)のC 型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変における次のいずれかのウイルス血症の改善
(1) インターフェロンを含む治療法に不適格の未治療あるいは不耐容の患者
(2) インターフェロンを含む治療法で無効となった患者
用法・用量 通常、成人にはアスナプレビルとして1 回100 mg を1 日2回経口投与する。
本剤はダクラタスビル塩酸塩と併用し、投与期間は24 週間とする。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のグローバルでのC型肝炎ポートフォリオについて


ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の研究開発では、C型肝炎の患者に有用な治療選択肢をお届けできるよう、後期開発段階の化合物の開発を進めることに重点を置いて取り組んでいます。弊社が開発したNS5A複製複合体阻害剤ダクルインザ®(一般名:ダクラタスビル塩酸塩)は、パイプラインの中核をなしており、複数のDAA(直接作用型抗ウイルス剤:Direct-acting Antiviral Agents)を用いた併用療法の中の一剤として臨床試験が行われています。ダクルインザ®は、in vitroではC型肝炎ウイルスのジェノタイプを問わず、高い抗ウイルス活性を示すことが明らかになっており、薬物相互作用が少ないため、様々な治療法において、また、様々な合併症を有する患者において使用できる可能性があります。
ダクルインザ® とsofosbuvirとの併用は、移植前後のC型肝炎患者、HIVとC型肝炎ウイルスの重複感染患者、ジェノタイプ3のC型肝炎患者などの重大なアンメット・ニーズを有する患者に対して、現在海外で実施中の第Ⅲ相ALLYプログラムに組み込まれています。
2014年には、開発中のダクルインザ®・スンベプラ®併用療法について、ジェノタイプ1bのC型慢性肝炎治療薬として、米国食品医薬品局(FDA)より画期的治療薬(Breakthrough Therapy)の指定を受けました。
また、2013年には、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が開発中の経口薬のみによるDAA 3剤併用療法(ダクラタスビル/アスナプレビル/BMS-791325)についても、米国食品医薬品局(FDA)より画期的治療薬(Breakthrough Therapy)の指定を受けました。これにより、進行中の第Ⅲ相UNITYプログラムの開始を早めることができました。被験者には、肝硬変に移行していない未治療患者、肝硬変に移行しているが未治療の患者、及び既治療患者が含まれています。このDAA 3剤併用療法は、1日2回投与の配合剤(FDC)として投与されています。

 

C型肝炎について


世界で推定1億5,000万人がC型肝炎ウイルスに感染しており、ジェノタイプ1は最もよく見られるものです。C型肝炎ウイルスは、肝臓に感染するウイルスであり、感染患者からの血液に直接接触することによって感染します。C型肝炎ウイルス感染者の最大90%が、ウイルスを体内から排除できず、慢性肝炎となります。世界保健機関(WHO)によると、C型慢性肝炎の患者の20%が肝硬変に移行し、そのうち約5%から7%の患者がウイルス感染のために死亡すると言われています。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社について


ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供することを使命とする世界的なバイオファーマ企業です。詳細については、www.bms.com<米国本社のウェブサイト(英語)>またはツイッター(http://twitter.com/bmsnews)をご覧ください。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の将来予測等に関する記述


本ニュースリリースは、医薬品の研究、開発、および販売について、1995年民間有価証券訴訟改正法の趣旨の範疇に含まれる「将来予測に関する記述」を含んでいます。そうした将来予測に関する記述は現在の予想に基づくものであり、遅延、転換または変更を来たす内在的リスクと不確実性を伴っており、実際の成果または業績が現在の予想と大きく異なる結果となる可能性があります。将来予測に関するいかなる記述も保証されるものではありません。例えば、本リリースで説明しているDCVその他の化合物が規制当局から承認される、あるいは承認されても商業的に成功するという保証はありません。本ニュースリリースの将来予測に関する記述は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の事業に影響を与える多くの不確定要素、特にブリストル・マイヤーズ スクイブ社の2013年12月31日に終了した事業年度通期報告書(Form 10-K)、四半期報告書(Form 10-Q)および当期報告書(Form 8-K)にリスク要因として記されている不確定要素と共に評価されるべきです。ブリストル・マイヤーズスクイブ社は、新たな知見、今後の出来事等に因るか否かを問わず、一切の将来予測等に関する記述について、公に更新する義務を負うものではありません。