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プレスリリース

健康被験者において、エリキュース®(一般名:アピキサバン)の抗凝固作用が2種類の4因子含有プロトロンビン複合体製剤によって中和される
本日の第56回米国血液学会(ASH)年次会議でデータが発表される

2014/12/15

※当資料は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社とファイザー社が2014年12月8日(米国現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳再編集し、皆さまのご参考に供するものです。内容につきましては原本である英文が優先します。詳細はオリジナル英文をご参照ください。
http://www.bms.com/news/press_releases/pages/default.aspx
http://www.pfizer.com/news/

日本において、エリキュース®錠 (一般名:アピキサバン) は、「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」を効能・効果として承認されています。(詳しくは、製品の添付文書を参照ください)

(ニュージャージー州プリンストンおよびニューヨーク、2014年12月8日)-ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(本社:アメリカ・ニューヨーク/CEO:ランベルト・アンドレオッティ)とファイザー社(NYSE:PFE)は本日、健康被験者において、4因子含有プロトロンビン複合体製剤(PCC)によるエリキュース®(一般名:アピキサバン)の抗凝固作用の中和効果を評価する初の臨床試験の結果を発表しました。この試験結果から、内因性トロンビン活性(ETP)を含む複数の血液凝固分析において、Sanquin社のCofact(ヘパリン・フリー製剤)とCSLベーリング社のBeriplex P/N(ヘパリン含有製剤)のどちらのPCCでも、エリキュース®の定常状態での薬理作用が中和されました。完全なデータは、本日カリフォルニア州サンフランシスコで開催される第56回米国血液学会(ASH)年次会議の抗血栓療法:抗凝固療法セッションで発表されます。

ファイザー社のシニア・バイスプレジデント兼グローバルイノベーティブ医薬品事業部門医薬品開発グループ責任者のスティーブ・ロマノ(Steven Romano, M.D.)は、「ブリストル・マイヤーズ スクイブ社とファイザー社は、患者さんと医師に重要な治療オプションを提供するために提携して取り組んでおり、エリキュース®の抗凝固作用を中和するためにこれらのPCCの使用できるかどうかを評価する本試験で肯定的な結果が得られ、嬉しく思います。これらの結果は、エリキュース®を投与された被験者におけるPCCの使用について、さらなる評価を行うことを支持しています」と述べています。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社スペシャリティ医薬品開発責任者のダグラス・マニオン(Douglas Manion, M.D.)は、「ファイザー社との提携を通じて、エリキュース®の投与と適応を研究してきました。今回、肯定的な試験結果が得られましたので、プロトロンビン複合体製剤についてさらに評価を進めていく予定です」と述べています。

エリキュース®は、第Xa因子を特異的に阻害する新規経口抗凝固薬です。本試験では、健康被験者におけるエリキュース®の薬理作用および薬物動態に対するCofactとBeriplex P/Nの2種の非活性化4因子含有PCCの作用について評価が行われました。CofactおよびBeriplex P/Nは、ワルファリンなどのビタミンK拮抗剤を使用している患者さんや、血液凝固因子欠損のある患者さんなどにおいて重篤な出血を止める場合に使用されます。現在、エリキュース®や他の第Xa因子阻害薬に対する承認済みの中和剤はありません。

本試験は、健康成人被験者(平均年齢33±7歳)15例を対象としたオープンラベル・ランダム化・プラセボ対照・3期クロスオーバー試験です。被験者は、各期にエリキュース®10 mgの1日2回投与を受けました。被験者は、第4日目(定常状態到達後)の、エリキュース®投与3時間後に、30分間にわたり、体重1 kgあたり50 IUのCofactまたはBeriplex P/Nの4因子含有PCC、あるいは生理的食塩水のいずれかの投与を受けました。エリキュース®の薬理作用に対するCofactおよびBeriplex P/Nの効果は、トロンビン介在性凝固作用の指標である内因性トロンビン活性の変化に基づいています。11日間の休薬期間を挟み、その後、別の試験薬が投与されました。

エリキュース®の平均的な薬物動態プロファイルは、すべての試験群にわたり一貫しており、PCCの投与によって影響を受けませんでした。30分間のCofact投与終了後、ETPに対するエリキュース®の作用がプラセボと比較して有意に低下しました(p <0.001)。30分間のBeriplex P/N投与終了後、ETPに対するエリキュース®の作用が低下しましたが、統計学的有意差には達しませんでした(p > 0.05)。Cofactの投与終了時およびBeriplex P/Nの投与から30分後の平均ETPは、4日目のエリキュース投与前の値(定常状態のエリキュース®トラフ濃度)と同様でした。どちらのPCCについても、投与終了後5.5時間以内の平均ETPは、ベースライン値(エリキュース®未投与)の範囲内でした。

本試験では、PCCを投与したかどうかを問わず、エリキュース®の投与に関連して重篤な有害事象、出血関連イベント、または血栓症の徴候は報告されませんでした。

これらのデータから総合的に判断されるとおり、CofactおよびBeriplex P/Nによって、ETPで評価したエリキュース®の定常状態での薬理作用が中和され、このことから、抗凝固作用を中和する必要の生じたエリキュース®投与患者の管理におけるPCCについて、さらなる評価を行うことが支持されます。

 

エリキュース®について


エリキュース® (一般名:アピキサバン)は、選択的第Xa因子阻害剤の経口薬です。エリキュース®は、主要な血液凝固タンパク質である第Xa因子を阻害することにより、トロンビンの生成と血栓の形成を抑制します。エリキュース®は、7件の第III相臨床試験の結果を含む有効性および安全性データに基づき、米国で複数の適応症が承認されています。エリキュース®は、非弁膜症性心房細動 (NVAF) 患者における脳卒中と全身性塞栓症の発症抑制を適応として、日本を含めた地域又は国で承認されています。エリキュース®は、待機的股関節または膝関節置換術後の成人患者における静脈血栓塞栓症 (VTE) の発症抑制を適応として、米国、欧州連合 (EU)、およびその他数カ国で承認されています(日本未承認)。エリキュース®は、米国およびEUで、深部静脈血栓症 (DVT) および肺塞栓症 (PE) の治療、ならびに治療後のDVTおよびPEの再発抑制を適応として承認されています(日本では未承認)。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社とファイザー社の提携


2007年、ファイザー社とブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社によって発見された経口抗凝固剤であるエリキュース®の開発および販売に関し、世界的な提携契約を締結しました。この世界的提携によって、長年にわたるブリストル・マイヤーズ スクイブ社の心血管疾患治療薬の開発および販売の実績と、この領域におけるファイザー社のグローバルな規模および専門知識を結集することになります。両社ではエリキュース®の医薬品適正使用の推進に向けた医薬品情報提供活動に取り組んでまいります。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社について


ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、重篤な疾患を持つ患者を治療するための革新的な医薬品を発見、開発し、提供することを使命とする世界的な製薬企業です。詳細については、www.bms.com<米国本社のウェブサイト(英語)>またはツイッター(http://twitter.com/bmsnews)をご覧ください。

 

ファイザーについて:より健康な世界の実現のために


ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、皆様が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療薬をお届けしています。私たちは、ヘルスケア製品の探索・開発・製造におけるクオリティ・安全性・価値の基準設定をリードしていくことを目指しています。当社のグローバルなポートフォリオには、医薬品とワクチンに加え、世界的に著名なコンシューマー・ヘルスケア製品が含まれています。ファイザーの社員は先進国および新興市場で、今、この時代に最も恐れられている疾患の予防・治療・治癒に役立つ製品を通じて健康に貢献しています。卓越した革新的医薬品企業の責務として、優れた医薬品を誰もが容易に入手できるように、ファイザーは世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。ファイザーは私たちに信頼を寄せてくださる皆様のため、150年以上にわたり前進を続けてきました。詳細は当社のウエブサイト (www.pfizer.com)をご覧ください。また、ファイザー株式会社(日本法人)の取り組みは、下記ホームページよりご覧いただけます。
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