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プレスリリース

欧州委員会が、一次治療および治療歴を有する進行期悪性黒色腫患者の治療薬としてブリストル・マイヤーズ スクイブ社のオプジーボ(一般名:ニボルマブ)を承認 欧州で初めて、そして唯一の承認されたPD-1チェックポイント阻害薬に

2015/06/22

小野薬品工業株式会社
ブリストル・マイヤーズ株式会社

※本資料は、米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が 2015年6月19日(米国現地時間)に発表しましたプレスリリースの日本語訳(抜粋)をご参考までにお届けするものです。内容につきましては原本である英文が優先します。

  • 承認は欧州医薬品委員会(CHMP)による迅速審査に基づくもので、進行期悪性黒色腫患者に早期 に新たな治療の選択肢がもたらされます。
  • 承認は、一次治療でダカルバジンに対して優れた全生存期間を示した CheckMate-066 試験、およ び治療歴を有する患者において化学療法に対して奏効率の改善を示した CheckMate-037 試験の結 果に基づくもので、いずれの臨床試験でも同一の十分に確立された投与量が用いられました。
  • オプジーボの安全性プロファイルは、これまでに報告された臨床試験と一貫しています 。

(ニュージャージー州プリンストン、2015年6月19日)-ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(NYSE:BMY/本社:米国・ニューヨーク/CEO:ジョバンニ・カフォリオ)は、本日、欧州委員会が、PD-1免疫チェックポイント阻害薬であるオプジーボを、BRAF変異の有無にかかわらず、成人の進行期(切除不能または転移性)悪性黒色腫患者の治療薬として承認したことを発表しました。今回の承認により、欧州連合の28の加盟国全てでオプジーボの販売が可能になります。承認は2015年4月24日に発表した欧州医薬品委員会(CHMP)による迅速審査に基づくものです。迅速審査はオプジーボが「公衆衛生、特に、治療の画期性の観点から、関心が高い医薬品」に適格である認められたため、指定されました。オプジーボは、欧州で迅速審査を受けた唯一のPD-1免疫チェックポイント阻害薬で、がん腫を問わず、欧州委員会から承認を得た初めてのPD-1免疫チェックポイント阻害薬です。

悪性黒色腫の発症率はほぼ全ての欧州諸国で上昇し続けており、患者さんの5人に1人が転移または重症化すると推定されています。これまで、末期の転移性悪性黒色腫の予後は不良でした。ステージIVの平均生存期間はわずか6カ月、1年時点の死亡率は75%です。

ブリストル・マイヤーズスクイブ社のシニア・バイスプレジデント兼Commercialization, Policy and Operations担当責任者のエマニュエル・ブリンは次のように述べています。「ブリストル・マイヤーズスクイブ社は、治療が最も困難で最も死亡率の高いがんの患者さんの予後を大きく変える新しい治療法の開発に、継続して重点的に取り組んでいます。今回、進行期悪性黒色腫の治療薬として、欧州連合に初めてのPD-1免疫チェックポイント阻害薬をお届けできることを喜ばしく思っております。患者さんの長期生存の改善を目標に、弊社のがん免疫療法のサイエンスに基づき、新しい治療の選択肢を提供すべく、私たちは手を緩めることなく記録的な速さで取り組んでいます」。

 

CheckMate-066試験、-037試験について


 

今回の欧州委員会による承認は、2つの第Ⅲ相臨床試験、CheckMate-066試験およびCheckMate-037試験のデータに基づいています。2つの臨床試験では、オプジーボの第Ⅲ相臨床開発プログラムで十分に確立された3 mg/kgを2週間に1回投与するという用量で、治療ラインや変異に係らないオプジーボの検討が行われました。

ドイツにあるエッセン大学病院の皮膚科学クリニックのディレクター兼所長で教授であるDirk Schadendorf医師は次のように述べています。「オプジーボの承認を裏付ける第Ⅲ相臨床試験の結果は、未治療の進行期悪性黒色腫患者さんにおいて、標準治療と比較して優れた全生存期間と奏効率を示しています。今回の承認は、特に進行期悪性黒色腫の治療において長期的ベネフィットが得られにくかった状況を考えると、欧州連合の進行期悪性黒色腫患者さんに新しい治療の選択肢を提供する上で重要な進歩です」。

CheckMate-066試験は、未治療の進行期悪性黒色腫患者に対してオプジーボ(210名)と化学療法であるダカルバジン(DTIC)(208名)を比較する無作為化二重盲検第Ⅲ相臨床試験です。この臨床試験は、進行期悪性黒色腫において、優れた全生存期間(OS)を、PD-1免疫チェックポイント阻害薬として初めて示した第Ⅲ相臨床試験で、1年生存率はDTIC群の42%に対しオプジーボ群で73%となり、また、オプジーボ群では死亡リスクが58%低減 [ハザード比0.42(99.79%信頼区間:0.25-0.73、p<0.0001)]しました。奏効率(ORR)でもDTICと比較してオプジーボで著しく高い結果となりました(オプジーボ群40%に対してDTIC群14%、p<0.0001)。この臨床試験の主要評価項目は全生存期間(OS)でした。副次的評価項目には、無増悪生存期間(PFS)とRECIST v1.1に基づくORRが含まれていました。

オプジーボおよびDTICの投与を受けた全ての患者において安全性が報告されました。投与中止はDTIC群の11.7%に対してオプジーボ群は6.8%と少なく、治療に関連するグレード3または4の有害事象も同様(オプジーボ群11.7%に対してDTIC群17.6%)で、推奨される対処法アルゴリズムを用いて管理されました。オプジーボ群で最も多く認められた治療に関連する有害事象は、疲労(20%)、かゆみ(17%)および吐き気(16.5%)でした。DTIC群で多く認められた有害事象は、以前に報告されたものと同様で、吐き気(41.5%)、嘔吐(21%)、疲労(15%)、下痢(15%)および血液毒性でした。いずれの群においても治験薬の毒性に関連した死亡はありませんでした。

CheckMate-037試験は、Yervoy(イピリムマブ)の治療歴、または BRAF 遺伝子変異が確認されている場合はBRAF 阻害剤による治療歴を有する進行期悪性黒色腫患者において、治験担当医師が選択した化学療法(ICC)(133名)(ダカルバジン単剤療法またはカルボプラチンとパクリタキセルの併用療法)とオプジーボ(272名)を比較する、無作為化非盲検第Ⅲ相臨床試験です。本試験の主要評価項目はORRとOSです。予め計画されていたORRの中間解析において、ORRは、治験担当医師が選択した化学療法(ICC)群で11%(95%信頼区間:3.5%-23.1%)であったのに対し、オプジーボ群では32%(95%信頼区間23.5%-40.8%)で、改善が見られました。オプジーボの投与を受けた患者のほとんど(87%)が奏効継続中でした。BRAF変異やPD-L1発現の有無を問わずオプジーボによる奏効が認められました。

オプジーボ群(268名)およびICC群(102名)の全ての患者において安全性が報告されました。オプジーボ群での治療に関連した有害事象のほとんどはグレード1または2で、推奨される対処法アルゴリズムを用いて管理されました。グレード3または4の薬剤関連有害事象の発現率は、オプジーボ群がより低い結果となりました(オプジーボ群9%に対し、化学療法群で31%)。オプジーボ群の3%およびICC群の7%で、薬剤に関連した有害事象(全グレード)のため投与が中止されました。治験薬の毒性に関連した死亡はありませんでした。

今回の承認は、進行期悪性黒色腫におけるオプジーボのベネフィットとリスクの特性を初めて明らかにした、再発性進行期または転移性悪性黒色腫患者を対象とした第Ⅰb相臨床試験(003試験)のデータにも基づいています。この臨床試験には治療歴を有する306名の患者が参加し、うち107名が悪性黒色腫患者で、最長2年間にわたり 0.1 mg/kg、0.3 mg/kg、1 mg/kg、3 mg/kgまたは10 mg/kgの用量でオプジーボの投与を2週間に1回、受けました。この患者群では、33名(31%)の患者で奏効が報告され、奏効期間中央値は22.9カ月(95%信頼区間:17.0,未達)でした。PFS中央値は3.7カ月(95%信頼区間:1.9, 9.3)でした。OS中央値は17.3カ月(95%信頼区間:12.5, 36.7)で、推定全生存率は1年時点で63%(95%信頼区間:53, 71)、2年時点で48%(95%信頼区間:38, 57)、3年時点で41%(95%信頼区間: 31, 51)でした。

 

オプジーボについて


 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、世界中の8,000人以上の患者さんを対象とし、オプジーボを複数のがん腫において単剤療法または他の治療薬との併用療法として検討する50件以上の臨床試験から構成される幅広いグローバル開発プログラムを展開しています。
小野薬品工業は、2014年7月4日に根治切除不能な悪性黒色腫患者の治療薬として、日本でニボルマブの製造販売承認を取得したことを発表しました。これにより、ニボルマブは世界で初めて承認を取得した PD-1 免疫チェックポイント阻害剤となりました。米国では、ニボルマブはYervoy(一般名:イピリムマブ)での治療後、かつ、BRAF V600変異陽性の場合は、BRAF阻害剤での治療後に病勢進行が認められた切除不能または転移性悪性黒色腫の治療薬として、米国食品医薬品局(FDA)からオプジーボとしての最初の承認を受けました。最近では2015年3月4日に、プラチナ製剤による化学療法での治療中または治療後に進行・再発が認められた肺扁平上皮がん患者の治療を適応として、ニボルマブ はFDA から追加適応の承認を受けました。

 

オプジーボの重要な安全性情報


 

※本項目の内容は米国での承認に際しての情報であり、日本国内には適用されません。
詳細は、米国におけるオプジーボの添付文書をご覧ください。

 

免疫介在性肺臓炎

 

  • オプジーボの投与に関連し、致死的なケースを含む重度の肺臓炎または間質性肺炎が報告されました。固形がんを有する臨床試験被験者691例において、致死的な免疫介在性肺臓炎は、オプジーボ群の0.7%(691例中5例)で報告されました。試験1や試験3では、報告されませんでした。試験1では、間質性肺疾患を含む肺臓炎がオプジーボ群の3.4%(268 例中9例)で報告され、化学療法群では、102例中1 例も報告されませんでした。免疫介在性肺臓炎は、オプジーボ群の2.2%(268例中6例)で報告され、うち1 例がグレード3、5例がグレード2 でした。試験3では、免疫介在性肺臓炎がオプジーボ群の6%(117例中7例)で報告され、うち5例がグレード3、2例がグレード2でした。肺臓炎の徴候や症状がないか、患者さんをモニターしてください。グレード2以上の肺臓炎については、副腎皮質ホルモン剤を投与します。グレード3または4の肺臓炎については、オプジーボの投与を完全に中止し、グレード2については、肺臓炎が消失するまでオプジーボの投与を中断してください。

 

免疫介在性大腸炎

 

  • 試験1では、オプジーボ群の21%(268 例中57 例)、化学療法群の18%(102例中18例)で大
    腸炎/下痢が報告されました。免疫介在性大腸炎は、オプジーボ群の2.2%(268例中6例)で報告
    され、うち 5例がグレード3、1例がグレード2 でした。試験3では、オプジーボ群の21%(117例中24例)で下痢が報告されました。オプジーボ群の0.9%(117例中1例)で免疫介在性大腸炎が報告されました。免疫介在性大腸炎について、患者さんをモニターしてください。グレード2(5日間以上持続した場合)、3、または4の大腸炎については、副腎皮質ホルモン剤を投与します。グレード2または3については、オプジーボの投与を中断します。グレード4または再発性の大腸炎については、オプジーボの投与を完全に中止してください。

 

免疫介在性肝炎

 

  • 試験1における肝機能検査値異常は、オプジーボ群の方が化学療法群よりも多く見られ、AST 上昇(オプジーボ群28%に対して化学療法群12%)、アルカリホスファターゼ(ALP)上昇(オプジーボ群 22%に対して化学療法群13%)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)上昇(オプジーボ群 16%に対して化学療法群5%)、総ビリルビン上昇(オプジーボ群9%に対して化学療法群0)となりました。免疫介在性肝炎は、オプジーボ群の1.1%(268例中3例)で報告され、うち2例がグレード 3、1 例がグレード2 でした。試験3における肝機能検査値異常は、AST上昇(16%)、アルカリホスファターゼ上昇(14%)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)上昇(12%)、総ビリルビン上昇(2.7%)となりました。投与前、および投与期間中は定期的に、肝機能検査値異常がないかどうかモニターしてください。グレード2以上のトランスアミナーゼ上昇については、副腎皮質ホルモン剤を投与します。グレード2の免疫介在性肝炎については、オプジーボの投与を中断し、グレード3または4の免疫介在性肝炎については、オプジーボの投与を完全に中止してください。

 

免疫介在性腎炎および腎機能障害

 

  • 試験1におけるクレアチニン値上昇は、オプジーボ群の方が化学療法群よりも多く見られました(オプジーボ群13%に対して化学療法群9%)。グレード2または3の免疫介在性腎炎または腎機能障害は、被験者の0.7%(268例中2例)で報告されました。試験3におけるクレアチニン値上昇は、22%でした。免疫介在性腎機能障害(グレード2)は、被験者の0.9%(117例中1例)で報告されました。投与前、および投与期間中は定期的に、血清クレアチニン上昇が見られないかどうかモニターしてください。グレード2または3の血清クレアチニン上昇については、オプジーボの投与を中断し、副腎皮質ホルモン剤を投与します。悪化した場合、または改善が見られない場合は、オプジーボの投与を完全に中止してください。グレード4の血清クレアチニン上昇については、副腎皮質ホルモン剤を投与し、オプジーボの投与を完全に中止してください。

 

免疫介在性甲状腺機能低下症および甲状腺機能亢進症

 

  • 試験1では、グレード1または2の甲状腺機能低下症は、オプジーボ群の8%(268例中21例)で報告され、化学療法群では、102例中1例も報告されませんでした。グレード1または2の甲状腺機能亢進症は、オプジーボ群の3%(268例中8例)、化学療法群の1%(102例中1例)で報告されました。試験3では、甲状腺機能低下症は、オプジーボ群の4.3%(117例中5例)で報告されました。甲状腺機能亢進症は、オプジーボ群の1.7%(117例中2例)で報告され、うち1例はグレード2でした。投与前、および投与期間中は定期的に甲状腺機能をモニターしてください。甲状腺機能低下症については、ホルモン補充療法を行います。甲状腺機能亢進症については、コントロールのために内科的治療を開始してください。

 

その他の免疫介在性副作用

 

  • 試験1と試験3(385例)では、臨床的に重大な免疫介在性副作用として、副腎機能障害、ぶどう膜炎、膵臓炎、顔面および外転神経不全麻痺、脱髄、自己免疫性神経障害、運動障害、血管炎がオプジーボ群の2%未満で報告されました。オプジーボが3mg/kgおよび10mg/kg投与された複数の臨床試験において、臨床的に重大な免疫介在性副作用として下垂体炎、糖尿病性ケトアシドーシス、下垂体機能低下症、ギランバレー症候群、筋無力症候群が新たに認められました。副作用の重篤度に基づき、オプジーボの投与を中断し、高用量副腎皮質ホルモン剤を投与し、必要に応じてホルモン補充療法を開始してください。

 

胚・胎児毒性

 

  • 作用機序に基づき、オプジーボは、妊婦に投与すると胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。妊娠中の女性には、胎児へのリスクを説明してください。妊娠の可能性がある女性には、オプジーボの投与を受けている期間、および最後にオプジーボを投与してから少なくとも5カ月間は、効果的な避妊法を用いるよう助言してください。

 

授乳

 

  • オプジーボの母乳中への移行については確認されていません。抗体を含む多くの薬剤は母乳に移行します。オプジーボは、授乳中の乳児に重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、治療中は授乳を中止するよう助言してください。

 

重篤な副作用

 

  • 試験1では、重篤な副作用は、オプジーボ群の41%で報告されました。グレード3または4の副作用は、オプジーボ群の42%で報告されました。最も頻繁に報告されたグレード3または4の副作用は、オプジーボ群の2%以上5%未満で報告された腹痛、低ナトリウム血症、AST上昇、リパーゼ上昇でした。試験3では、重篤な副作用は、オプジーボ群の59%で報告されました。患者群の2%以上で報告された副作用の内、最も多く報告された重篤な副作用は呼吸困難、肺炎、慢性閉塞性肺疾患の悪化、肺臓炎、高カルシウム血症、胸水、喀血、そして痛みでした。

 

一般的な副作用

 

  • オプジーボ群で最も一般的に(20%以上)報告された副作用は、試験1では、発疹(21%)でした。
    また、試験3では、疲労(50%)、呼吸困難(38%)、筋骨格痛(36%)、食欲減退(35%)、咳(32%)、吐き気(29%)、そして便秘(24%)でした。

 

進行期悪性黒色腫(メラノーマ)について


 

悪性黒色腫(メラノーマ)は、皮膚にある色素産生細胞(メラノサイト)の無秩序な増殖を特徴とする皮膚がんの一形態です。転移性悪性黒色腫は、この病気の中でも最も致死性が高く、皮膚表面だけでなく、他の臓器(リンパ節、肺、脳、その他の部分)にもがんが転移した状態です。悪性黒色腫は欧州で9番目に多いがん腫で、推定10万人が新たに罹患し、2万人以上が死亡しています。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のがん免疫領域への取り組みについて


 

過去数十年間、がん治療の中心は手術、放射線治療、殺細胞薬または分子標的治療による治療でしたが、進行性疾患の多くの患者さんにとって、生存期間の改善や生活の質の向上はなかなか得られないものでした。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社はこの医療ニーズを満たすために、身体の免疫系に直接作用してがんと闘う機序を主とした薬剤によるがん免疫療法という革新的な分野の発展をリードしています。ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、がん治療における、さまざまな経路を標的としたがん免疫療法における併用の可能性に関する研究を含め、さまざまながん腫において、種々の化合物および免疫学的アプローチを探索しています。 
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、がん患者さんの生存期間の改善やがんとともに生きる患者さんの生活の質の向上を目標に、がん免疫学の発展に尽力しています。

 

ブリストル・マイヤーズスクイブ社と小野薬品工業の提携について


 

2011年、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、小野薬品工業と締結した提携契約により、当時、小野薬品工業がすべての権利を保有していた北米以外の地域のうち、日本、韓国、台湾を除く世界各国におけるオプジーボの開発・商業化に関する権利を獲得しました。2014年7月23日、ブリストル・マイヤーズスクイブ社と小野薬品工業は、この戦略的提携契約をさらに拡張し、日本、韓国、台湾のがん患者さん向けに複数の免疫療法薬を単剤療法および併用療法として共同開発・商業化することを合意しました。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社について


 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供することを使命とするグローバルなバイオファーマ製薬企業です。詳細については、www.bms.com<米国本社のウェブサイト(英語)>またはツイッター(http://twitter.com/bmsnews)をご覧ください。

 

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の将来予測等に関する記述


 

本プレスリリースは、医薬品の研究、開発、および販売について、1995年民間有価証券訴訟改正法の趣旨の範疇に含まれる「将来予測に関する記述」を含んでいます。そうした将来予測に関する記述は現在の予想に基づくものであり、遅延、転換または変更を来たす内在的リスクと不確実性を伴っており、実際の成果または業績が現在の予想と大きく異なる結果となる可能性があります。将来予測に関するいかなる記述も保証されるものではありません。特に、オプジーボが商業的に成功するという保証はできません。本プレスリリースの将来予測に関する記述は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の事業に影響を与える多くの不確定要素、特にブリストル・マイヤーズ スクイブ社の2014年12月31日に終了した事業年度通期報告書(Form 10-K)、四半期報告書(Form 10-Q)および当期報告書(Form 8-K)にリスク要因として記されている不確定要素と共に評価されるべきです。ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、新たな知見、今後の出来事等に因るか否かを問わず、一切の将来予測等に関する記述について、公に更新する義務を負うものではありません。